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- Op.ローズダスト 上
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- 価格
- 692円(本体629円+税)
- 発行年月
- 2009年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167763015
ユーザーレビュー (2件、平均スコア:5)
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「日本列島 本の旅」レビューコメント
情景やその地域の地図、都市機能が細かく描かれています。(くーまん/男性/30代)
- せみまる
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ハリウッド映画の衣を着た群像劇
邦画が未だになしえていないハリウッドのアクション大作の良い部分を取り込んでいる作品。枠組みとしてはバディムービーで、よくある世代間のギャップのあるコンビが連帯を深めていくというもの。また上巻の終盤に挿入されるカーチェイスのシークエンスは明らかに映画を意識したものでしょう。また、下巻のお台場における戦闘シーンは、ガンダム世代が随喜の涙をこぼすようなもので、少しでも軍事モノに興味のある人にはたまりません。
というと、薄っぺらな大作と思われるかもしれないけど、一方でこの小説が様々な人物を描く群像劇であることがすばらしい。国家や組織に翻弄される人間たちの再生、がテーマでしょうか。端役と言っていい人物たちの人生の切り取り方も巧い作品です。
[BOOKデータベースより]
都心でネット財閥「アクトグループ」を標的とした連続爆弾テロ事件が発生した。公安の並河警部補は、防衛庁から出向した丹原三曹と調査に乗り出すが…。『亡国のイージス』『終戦のローレライ』など、読者を圧倒し続ける壮大な作品で知られる著者が、現代の東京を舞台に史上最大級のスケールで描く力作長篇。