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- 吾輩は猫である
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- 価格
- 770円(本体700円+税)
- 発行年月
- 2011年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167158057
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ユーザーレビュー (9件、平均スコア:5)
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- Katsuei
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自己を客観的に卑下してみる
自分を客観視するのは容易い事ではない。
in her shoes(彼女と同じ立場に身を置いてみれば)の慣用句を聞いた事はあるが、まさか猫の立場に立って己を顧みるとは驚いた。
主観的に自己を分析して、どうしようもないつまらない人間だと卑下すると、単に卑屈な性格の人だと感じるが、猫の様に他人に気兼ねのない生物が感じたままとすることによって、うんざりする事もなく読める文章になるとは不思議なものだ。
文明開化により自由を謳歌する時代がくれば、人々は個性化し嗜好の傾向は多様化し、芸術は衰退する。
そう予見した漱石は、自分が名を遺す事無く逝くと思っていたのだろうか?
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目線の違う観察力。面白いの一言。(だらだら/男性/40代)
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「近現代史<昭和・平成>」レビューコメント
ネコを題材としたネコ視点といった描き方が斬新。(ねこにん/男性/10代)
- 匿名希望
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ねこ
猫視点というのが当時としては画期的だったのではないだろうか。
なんとも面白い話だと感じた。
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
年齢を経て、読み直すと、また、違う感動が・・・。(たれ/男性/40代)
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
小学生の頃、夏休みに初めて読んだ文庫本で、思い出の一冊です。(kaz/男性/30代)
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物語に魅かれます!(キングデュー/男性/20代)
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
第1話で「吾輩」は教師の家に住み込む。人間について車屋の黒からわがままで不人情で泥棒も働く不徳者であると聞き知る。それから第2話、三毛子が死去し、吾輩は恋に破れる。公衆浴場をのぞきに行ったり、ビールを飲んで酔っ払ったりそして人間社会を風刺するような様々な名場面をへて最後は南無阿弥陀仏を唱えながら死んで行くという一場面はとても涼しく感じて夏の一服という感じでしょうか古典中の古典でありますけども、時代は繰り返すといいますか今の時代もこういう本が教科書になるんではないかと思います。何度か映画化やテレビドラマになっていますけどもまた番組などが作られるような気がしますね。東京タワーができる時代が映画になってヒットしたりスカイツリーにたくさん人が行くのもそれと同じだと思います。それに今は猫ブーム。これもずいぶん長く続いてますしね。人気のにゃんこ主演でいけるんじゃないかと思います。
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
漱石、龍之介、辻邦生、その他数えきれないほどありますが、一冊だけだと「明暗」か「吾輩は猫」なのは、何度読んでも飽きないから。(Aruma/女性/60歳以上)
[BOOKデータベースより]
苦沙弥先生の書斎に今日も集うのは、迷亭、寒月、三平ら、太平の逸民たち。人間どもの珍妙なやりとりを、猫は黙って聞いている。滑稽かつ冗舌な文体と痛烈な文明批評。発表当時から「とにかく変っている」という折り紙がついた、夏目漱石の処女小説。読んで笑うもよし、首をかしげるもよし、深く考えるもよし。