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[BOOKデータベースより]
平安時代の摂関政治を代表する藤原道長は詳細な日記『御堂関白記』を書いていた。その全現代語訳を成し遂げた歴史学者が日記を精緻に読み解いた。小心だが大胆、よく怒り、よく泣く。宮中の権力闘争を生き抜いた最高権力者の実像。
第1章 脇役だった青年時代
第2章 後宮を制する者が権力を握る
第3章 彰子懐妊への祈り
第4章 栄華の始まり
第5章 三条天皇との確執
第6章 栄華の絶頂
第7章 浄土への希い
第8章 欠けゆく望月
藤原道長『御堂関白記』、藤原行成『権記』、藤原実資『小右記』。平安時代の10世紀から11世紀に亘って書かれた、この3つの日記は、平安時代の貴族社会を知るための第一級史料と言われています。
この3つの史料を照らし合わせて、摂政に上りつめていった藤原道長の生涯に迫ります。藤原道長といえば、知らない人はいないぐらいに日本歴史上の有名人ですが、どんな人物だったのかご存知でしょうか?
3つの日記からは人間・道長がくっきりと浮かび上がります。
たとえば、妻は2人、子供は15人。糖尿病にも悩まされていたようです。性格は小心ですが、大胆な面もあり、よく泣き、よく怒ります。
娘の入内や出産に一喜一憂する道長、天皇に譲位を迫る冷酷な道長……。
歴史を変えた重大な場面も、生々しく再現されます。
国宝『御堂関白記』は、2013年6月にユネスコによって「世界記憶遺産」に認定される予定です。『御堂関白記』に対する関心が高まるなかでの刊行となります。
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道長、行成、実資。平安貴族が遺した日記の読解から、人間・道長が生々しく浮かび上がる。天皇を退位させた最高権力者の実像とは? 藤原道長『御堂関白記』、藤原行成『権記』、藤原実資『小右記』。ほぼ同時代、十世紀から十一世紀に亘って書かれた、この三つの日記は、平安時代の貴族社会を知るための第一級史料と言われています。
この三つの史料を照らし合わせて、関白に上りつめていった藤原道長の実像に迫ります。豪放磊落な道長、娘の入内や出産に一喜一憂する心配性の道長、権謀術数を張り巡らせ、天皇に退位を迫る道長など、日記の