[BOOKデータベースより]
江戸時代後期―鉄炮鍛冶でありながら、飛行船や潜水艇までつくろうとした国友一貫斎。さまざまな役に立つ道具を発明・考案した男の「夢をまことに」するための奮闘記。山本兼一が最後に遺した、渾身の人間讃歌!ものづくりに命を懸けた日本のダ・ヴィンチ、情熱の生涯。
[日販商品データベースより]日本初となる反射望遠鏡や筆ペン「懐中筆」、照明器具「玉燈」を作ったのは、江戸時代の鉄砲鍛冶・国友一貫斎だった! 従来の火縄銃づくりにとどまらず、空気銃や弩弓も製造、さらには空を飛ぶ船や潜水艦の建造まで思いを巡らせたという一貫斎はいかなる
人物だったのでしょうか? 物語は村の訴訟に関わったため、一貫斎が近江国友村から江戸にやってきたところから始まります。好奇心旺盛な一貫斎は、江戸で大名をはじめ各藩の鉄砲方や職人たちと交わり、見分を広めます。そして創意工夫の精神に富み「仕事が生きる楽しみ」の一貫斎は、鉄砲鍛冶の矜持を保ちながら、度重なる失敗にもめげず、発明家としての才能も発揮してゆきます。やがて長くなった江戸の滞在を終え、村へ帰った一貫斎は、疲弊した村を救おうと、あらためてものづくりのことを考えるのでした――。
どうすればものづくりを通して「夢をまことに」することができるのか? 仕事とものづくりの喜びを国友一貫斎の生涯を通して描いた、山本兼一最後の傑作長編小説。
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発明家でもあった江戸時代の鉄砲鍛冶・国友一貫斎。彼が作った「夢をまことに」する道具とは?山本兼一が遺した傑作長編小説。