- 聴衆の誕生
-
ポスト・モダン時代の音楽文化
中公文庫 わ２２ー１
- 価格
- 943円（本体857円＋税）
- 発行年月
- 2012年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784122056077
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[BOOKデータベースより]
クラシック音楽の演奏会では厳粛に耳を傾けるという聴取態度は、決して普遍的なものではなかった。社交界のＢＧＭだった１８世紀、ベートーヴェンの神話化、音楽の商業化、軽やかな聴取…文化的、社会的背景と聴衆の変化から読み解く画期的音楽史。第１１回受賞作。
１ 近代的聴衆の成立（序―近代的演奏会の光景；演奏会システムの確立；高級音楽と低俗音楽；神格化される「巨匠」たち）
[日販商品データベースより]２ 近代的聴衆の動揺―一九二〇年代（環境を浸食する「複製」；自動ピアノの饗宴；大衆文化と「前衛」作曲家たち）
３ 近代的聴衆の崩壊（カタログ文化の到来；商業主義の擡頭；音楽の大衆化と「精神性」の没落）
４ 新しい聴取へ向けて（軽やかな聴衆の誕生；音の復権へ；消費社会の中の「クラシック」）
補章 七年後の「ポスト・モダン」
〈受賞情報〉サントリー学芸賞（第１１回・１９８９年度）