この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 悩める平安貴族たち
-
価格:1,210円(本体1,100円+税)
【2023年11月発売】
- 平治物語
-
価格:2,233円(本体2,030円+税)
【2019年09月発売】
- 王朝物語論考
-
価格:13,200円(本体12,000円+税)
【2023年02月発売】
- 七五調平家物語
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2023年06月発売】
- 明治三十年代 漱石・露伴・その他 文学の制度化と日露戦争
-
価格:5,280円(本体4,800円+税)
【2024年03月発売】
[BOOKデータベースより]
720年に完成した日本書紀全三十巻は、わが国最初の正史である。その記述に用いられた漢字の音韻や語法を分析した結果、渡来中国人が著わしたα群と日本人が書き継いだβ群の混在が浮き彫りになり、各巻の性格や成立順序が明らかとなってきた。記述内容の虚実が厳密に判別できることで、書紀研究は新たな局面を迎えたといえる。本書は、これまでわからなかった述作者を具体的に推定するなど、書紀成立の真相に迫る論考である。
第1章 書紀研究論(森への誘い;書紀概説;書紀研究の視点 ほか)
第2章 書紀音韻論(音韻学と書紀;漢字音による書紀区分論;α群歌謡原音依拠説 ほか)
第3章 書紀文章論(倭習の指摘;誤用と奇用;倭訓に基づく誤用 ほか)
第4章 書紀編修論(α群中国人述作説;β群の正格漢文と仏教漢文;「憲法十七条」とβ群の倭習 ほか)