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[BOOKデータベースより]
取引先大企業「来月末までで取引終了にしてくれ」メインバンク「そもそも会社の存続が無理」ライバル大手企業「特許侵害で訴えたら、…どれだけ耐えられる?」帝国重工「子会社にしてしまえば技術も特許も自由に使える」―佃製作所、まさに崖っプチ。
[日販商品データベースより]下町ロケット
主人公・佃航平は宇宙工学研究の道をあきらめ、東京都大田区にある実家の佃製作所を継いでいたが、突然の取引停止、さらに特許侵害の疑いで訴えられるなど、大企業に翻弄され、会社は倒産の危機に瀕していた。
一方、政府から大型ロケットの製造開発を委託されていた帝国重工では、百億円を投じて新型水素エンジンを開発。しかし、世界最先端の技術だと自負していたバルブシステムは、すでに佃製作所により特許が出願されていた。宇宙開発グループ部長の財前道生は佃製作所の経営が窮地に陥っていることを知り、特許を20億円で譲ってほしいと申し出る。資金繰りが苦しい佃製作所だったが、企業としての根幹にかかわるとこの申し出を断り、逆にエンジンそのものを供給させてくれないかと申し出る。
帝国重工では下町の中小企業の強気な姿勢に困惑し憤りを隠せないでいたが、結局、佃製作所の企業調査を行いその結果で供給を受けるかどうか判断するということになった。一方、佃製作所内部も特に若手社員を中心に、特許を譲渡してその分を還元してほしいという声が上がっていた。
そうした中、企業調査がスタート。厳しい目を向け、見下した態度をとる帝国重工社員に対し、佃製作所の若手社員は日本のものづくりを担ってきた町工場の意地を見せる。
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ユーザーレビュー (20件、平均スコア:4.9)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【きっかけの1冊】 女性より、男性にお勧めしたい本です。男臭いんだけど、とちゅうで結末が何となく予測できるんだけど、途中に起こるトラブルが話を盛り上げ、飽きることなく最後まで読めます。
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「新生活に役立つ本」レビューコメント
【テーマ:新社会人】自分の仕事に情熱を持って取り組める、勇気がわいてくる1冊です。(june72003/女性/30代)
- ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
言わずと知れた『第145回直木賞』受賞作。一軒の倒産寸前の町工場が作るのは,「それがなければ宇宙ロケットが飛べない」と言われるエンジン部品。一方で,着々と進む「ロケット国家プロジェクト」に関わるその部品について,手段を選ばず我が物にしようとする大企業。普通で行けば勝ち目のない勝負に敢然と立ち向かう,工場の人達の姿勢は感動すら感じてしまう。
- HonyaClub.comアンケート
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「感動した本・映画・音楽」レビューコメント
ビジネスの小説として非常に感動的な場面、苦難を乗り越えていく主人公の姿に共感を覚えます(giants/男性/50代)
- Honya Clubアンケート
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クリスマスに贈りたい本(オススメコメント)
ただのハッピーエンドでなく、期待以上のハッピーエンドだから(しらけの神様)
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クリスマスに贈りたい本(オススメコメント)
夢を諦めずに頑張る父親の姿が描かれているから。(くるぅ)
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クリスマスに贈りたい本(オススメコメント)
やるきがおきる(なおがあったら。)
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クリスマスに贈りたい本(オススメコメント)
日本の本質的なものづくりの醍醐味と中小零細企業の魂が感じられるから。(KIMI)
- Honya Clubアンケート
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クリスマスに贈りたい本(オススメコメント)
とにかく最後までいっきに読める(入り込める)内容である。(なぎなぎ)
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クリスマスに贈りたい本(オススメコメント)
企業人(サラリーマン)として大切にしたい「想い」を感じてほしい一冊です。(マックN)
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クリスマスに贈りたい本(オススメコメント)
とても面白いし読みごたえがあったので、おすすめです。(下町のひろ)
- Honya Clubアンケート
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クリスマスに贈りたい本(オススメコメント)
ドラマ化された作品で、主人公の夢や仕事へのひたむきな姿勢がとても印象的で魅力的です。特許申請問題にも話を向けていて、次から次へと展開が楽しみな作品です。(竜水)
- ぷりんこ
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明日への勇気がわきます!
日々の仕事における妥協、諦めなどの消極的な気持ちを改め、明日からの仕事に対する勇気をくれる一冊です。こんなサクセスストーリーを自身の人生の中で刻むことができたら最高ですね!そして何より小説をなかなか読めていなかった私にとって、久々の読書ブームをもたらすきっかけになってくれれた一冊です。
- じゃらむ
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綱渡り感がハラハラする
いたって普通の町工場が大企業に訴訟を起こされるところから始まります。
一難去ってまた一難,という言葉がよく似合う本だと思います。安心させる暇も与えずにめまぐるしく変わっていく事態に翻弄されながら,意地とプライドでもって立ち向かっていく姿勢がこっちを熱くさせます。
また町工場が一枚岩であるかといえばそうじゃなく,社長と社員の仕事に対するギャップが彼らに温度差をもたらします。どちらも一理あるゆずれないものということが,また難しいです。
大企業に挑戦していく小さな町工場の奮闘をぜひ目に焼き付けてください。
- chi
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サクセスストーリーが好き
キャラが際立っていて面白かった。やっぱサクセスストーリーはいい。途中から登場人物の誰かに感情移入するだろうが、自分をその誰かに投影し易く、もう共感どころがいっぱい!ラストに向かって、まさに飛び立つロケットのように、気分が最高潮になる。読みやすい文体で、展開が分かりやすく、登場人物に本当に悪い人がいないことなど、リアルでありながら夢のような大人向けのおとぎ話。
- 粉もん好き
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面白かった
直木賞を受賞してから読みましたが、
あっという間に読み終わってしまいました。
中小企業に「光」を向けた作品が多くある
池井戸ワールドに今回も引き込まれてしました。
「信念」とか「勇気」を与えてくれる作品で、
熱くなりたい方へおススメします。
- key
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読み易かったです。
内容自体は複雑にからみあっているものの、それぞれの立場に立ち、わかり易く解説してくれていますし、
著者が銀行出身ということもあり、特にお金に関しては勉強になるところもありました。
著者の他の作品も買ってみようと思います。
- 猫町
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エンタメ!
一番楽しかったのは、中小企業の若者が大企業に
「プライド」でぶつかっていくシーン。
ぎゃふん、と言わせる様はなんとも言えません。
さわやなか気分になりたいときにお勧めの一冊です。
それにしても、日本の中小企業の技術力は目を見張るものばかりなのに、
高度資本主義社会では生き残るのは難しい。
巨大資本vs中小企業。
うーん。。。
- 読書の秋
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これぞ直木賞!
これぞ直木賞!
エンターテイメントとして最高の部類に入る作品ではないでしょうか。
仕事とは?という現代人の本質を、改めて考えさせられました。
様々な立場の人物が、それぞれの正義を貫くために戦う姿には感動させられます。
- 寅吉
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「お仕事ファンタジー」又は「おじさんファンタジー」
「お仕事ファンタジー」
「おじさんファンタジー」
なんてジャンルがあるかどうかは知りませんが、この小説を表現するならこうかなあと思います。
こつこつ真面目に働いている町工場vs資金力の大企業、この戦いが現実の世界で成立するのはなかなか難しいとは思いますが、小説の中でくらいいいんじゃないでしょうか。難しいことは考えずにハラハラドキドキししましょう!
現在やっている仕事のモチベーションが上がらない時にもおすすめ。