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[BOOKデータベースより]
おじいさんやおばあさんが子どもだったころ、ようせいやばけものは、わたしたちのすぐ近くにいたんですよ。「うそ!」ですって?だったらこのおはなし、よんでごらんなさい。ゾクッ!とふしぎなアトリーの魔法の世界がいまよみがえる、名作6編。
[日販商品データベースより]ネズミにつかまって働かされるマルハナバチ、いたずらものの影法師、子豚を売りに行ったデッコン少年、鳥かごにとじこめられた妖精、びっくり箱じいさん……。なんとなんと素敵なお話なのでしょうか。このお話集の6話は、今から60年も前にイギリスの作家のアリソン・アトリーという女性が書いたものです。イギリスの子どもたちがぼろぼろになるまで読んでいた本が、初めて日本で訳されたのが、この『月あかりのおはなし集』なのです。こだまともこさんの優しい翻訳に、海外で活躍しているいたやさとし氏のイラストがたっぷりついています。アトリーは、本当にファンタジーの紡ぎ手ですね。
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1年前に読み、最近読み直し「マルハナバチとネズミのおかあさん」のネズミは本当にひどいなって思いました。
「トム・ミラーとかげぼうし」は、主人公が影に翻弄されるあたり、子どもの頃に読んだ「影をなくした男」を彷彿とさせますが、トムがかげと隣で寝るところはほのぼのとした感じがあります。
「ディッコンのおはなし」は、いたずら妖精が出てきてイギリスらしいなと思いました。
6編のお話があり、タイプが違うお話なので、次はなんのお話?というワクワク感があります。
アトリーの子ども時代の豊かな自然を背景に感じながら読むと、一層味わい深いものになりそうです。(はなびやさん 50代・愛知県 男の子19歳)
【情報提供・絵本ナビ】