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- 出生前診断の現場から
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専門医が考える「命の選択」
集英社新書 1012ーI
- 価格
- 946円(本体860円+税)
- 発行年月
- 2020年02月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784087211122
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【2022年03月発売】
[BOOKデータベースより]
晩婚化にともない出産の高齢化が進む中、「出生前診断」を希望する妊婦が増えている。流産リスクがある羊水検査とは異なり、採血だけでダウン症等の染色体異常がわかる「新型出生前診断」(NIPT)が二〇一三年に開始されたが、そもそもNIPTとはどういう検査で、妊婦は何を判断し結果に備えればよいのか。そして医療テクノロジーの最前線はどうなっているのか。出生前診断の「現場」に長年関わり最先端研究者でもある著者が、出生前診断を受けるかどうか迷う妊婦に正しい情報を伝え、同時に「命の選択」の本質を考える。
第1章 出生前診断を知りたいあなたに(出生前診断を受ける前に知っておくべきこと;新型出生前診断(NIPT)を受けるまで)
[日販商品データベースより]第2章 検査に迷うとき(検査を受ける前にもう一歩踏みこんで考える;自分で決めるということ;遺伝カウンセリングにある限界;出生前診断と選択的人工妊娠中絶)
第3章 出生前診断の過去と現在(出生前診断の歴史を振りかえる;NIPTのこれまでとこれから;これから導入される新しい出生前診断)
終章 わたしたちはどこにいくのか(パーフェクトベビーをめざして;自由はどこまで可能か;それをお金で買いますか?;「見る前に跳べ」)
「胎児の異常がわかったら、あなたはどうする?」
大宅壮一ノンフィクション賞『選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子』著者、河合香織氏推薦!
採血だけでダウン症等の染色体異常がわかる「新型出生前診断(NIPT)」は、2013年の開始以来、急速に普及しているが、そこには多くの問題も指摘されている。
NIPTとはどういう検査で、妊婦は何を判断し、結果に備えればよいのか。
出生前診断の「現場」に関わり、最先端研究者でもある著者が、詳しい情報を伝えるとともに、「命の選択」の本質を考える。
【目次より】
・いわゆる「高齢妊娠」について
・上の子が染色体疾患の病気だったとき
・超音波検査で異常を指摘されたとき
・検査の原理と精度
・遺伝カウンセリングとはなにか
・リスクの客観的評価
・産む・産まないという選択と検査を受けないという選択
・出生前診断の倫理的問題
・胎児遺伝子診断の現在と未来
【著者プロフィール】
室月淳(むろつき・じゅん)
1960年岩手県生まれ。東北大学医学部卒業後に東北大学産婦人科に入局。
カナダ・ウェスタンオンタリオ大学ローソン研究所に3年間留学し、国立仙台医療センター産婦人科医長、岩手医科大学産婦人科講師などを経て、現在は宮城県立こども病院産科科長。
東北大学大学院医学系研究科先進成育医学講座胎児医学分野教授を併任。