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講談社現代新書 2520
講談社 乃至政彦
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鎌倉幕府を築いた源頼朝、南北朝時代を終わらせた足利義満、三職推任を打診された織田信長、天下一統を成し遂げた豊臣秀吉…。いずれも時代が認める改革者であったにも拘らず、古い王朝を改めて至上の身に昇ることを望まなかったのはなぜか。その背景には、武威でもって坂東を従わせ、新豊の名乗りを得て京都の朝廷と争った末に、非業の最期を遂げた平将門の存在があった―。未だ謎の多い将門の実像に迫るとともに、不可解なあの「怨霊伝説」の真相解明にも挑む。
序章 怨霊伝説を検証する第1章 蔭子・将門の少年期第2章 遺領が招いた争族第3章 平良兼・良正の襲撃と源護の策謀第4章 追捕使・将門の勇躍と逆襲第5章 坂東独立の風雲第6章 将門、新皇に即位す第7章 誰が新皇を殺したのか第8章 敗者の声と勝者の宴終章 神田明神と将門塚の興起
■帝位「新皇」に就いて朝廷に刃向かった、唯一無二の「兵」■鎌倉幕府を築いた源頼朝、南北朝時代を終わらせた足利義満、三職推任を打診された織田信長、天下一統を成し遂げた豊臣秀吉……。いずれも時代が認める改革者であったにもかかわらず、古い王朝を改めて最上の地位を望まなかったのなぜなのか。その背景には、武威によって坂東を従わせ、新皇を名乗りえて京都の朝廷を争った末に、非業の最期を遂げた平将門の存在があったーー。未だ謎の多い将門の実像に迫る。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・皇居の大手門のすぐ前側に位置する東京・大手町ーーメガバンクや商社など名だたる巨大企業が本社を構える日本最大のオフィス街――に、ぽつんと静かな霊場があるのをご存知だろうか?10世紀に坂東(今の関東)を鎮定し、「新皇」に即位して、朝廷と争った平将門の首塚である。都会の喧騒を払うように、清浄な気配を漂わせているが、この地には見た目からちょっと想像できないような怨霊譚がいくつも伝え残されている。はたしてそれらの伝説は本当なのか?東京・大手町に存在する「日本史ミステリー」の真相解明にも挑む!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■本書のおもな内容■序章 怨霊伝説を検証する 中世の将門怨霊譚/近現代の怨霊譚 ほか第1章 蔭子・将門の少年期 蔭子なのに叙任されなかった将門 ほか第2章 遺領が招いた争族 出世街道を外れた理由/「田畠」に隠れていた軍事施設 ほか第3章 平良兼・良正の襲撃と源護の策謀 敵将を見逃す将門の甘さ ほか第4章 追捕使・将門の勇躍と逆襲 旧私君・藤原忠平の厚意を得た将門/富士山の噴火 ほか第5章 坂東独立の風雲 「天慶の乱」について/改元時期の京都と坂東の不安 ほか第6章 将門、新皇に即位す 坂東の民意から生まれた新皇/弟と側近の諫言 ほか第7章 誰が新皇を殺したのか 京都へ逃げ出す国司たち/京都滅亡の危機 ほか第8章 敗者の声と勝者の宴 英雄なき勝利のあと/永続する朝廷と将門への鎮魂 ほか終章 神田明神と将門塚の興起 なぜ神田明神と将門塚が都内にあるのか ほか付録 平将門関連年表
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1位
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[BOOKデータベースより]
鎌倉幕府を築いた源頼朝、南北朝時代を終わらせた足利義満、三職推任を打診された織田信長、天下一統を成し遂げた豊臣秀吉…。いずれも時代が認める改革者であったにも拘らず、古い王朝を改めて至上の身に昇ることを望まなかったのはなぜか。その背景には、武威でもって坂東を従わせ、新豊の名乗りを得て京都の朝廷と争った末に、非業の最期を遂げた平将門の存在があった―。未だ謎の多い将門の実像に迫るとともに、不可解なあの「怨霊伝説」の真相解明にも挑む。
序章 怨霊伝説を検証する
[日販商品データベースより]第1章 蔭子・将門の少年期
第2章 遺領が招いた争族
第3章 平良兼・良正の襲撃と源護の策謀
第4章 追捕使・将門の勇躍と逆襲
第5章 坂東独立の風雲
第6章 将門、新皇に即位す
第7章 誰が新皇を殺したのか
第8章 敗者の声と勝者の宴
終章 神田明神と将門塚の興起
■帝位「新皇」に就いて朝廷に刃向かった、唯一無二の「兵」■
鎌倉幕府を築いた源頼朝、南北朝時代を終わらせた足利義満、
三職推任を打診された織田信長、天下一統を成し遂げた豊臣秀吉……。
いずれも時代が認める改革者であったにもかかわらず、
古い王朝を改めて最上の地位を望まなかったのなぜなのか。
その背景には、武威によって坂東を従わせ、新皇を名乗りえて
京都の朝廷を争った末に、非業の最期を遂げた平将門の存在があったーー。
未だ謎の多い将門の実像に迫る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
皇居の大手門のすぐ前側に位置する東京・大手町ーー
メガバンクや商社など名だたる巨大企業が本社を構える日本最大のオフィス街――に、
ぽつんと静かな霊場があるのをご存知だろうか?
10世紀に坂東(今の関東)を鎮定し、「新皇」に即位して、朝廷と争った平将門の首塚である。
都会の喧騒を払うように、清浄な気配を漂わせているが、
この地には見た目からちょっと想像できないような怨霊譚がいくつも伝え残されている。
はたしてそれらの伝説は本当なのか?
東京・大手町に存在する「日本史ミステリー」の真相解明にも挑む!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■本書のおもな内容■
序章 怨霊伝説を検証する 中世の将門怨霊譚/近現代の怨霊譚 ほか
第1章 蔭子・将門の少年期 蔭子なのに叙任されなかった将門 ほか
第2章 遺領が招いた争族 出世街道を外れた理由/「田畠」に隠れていた軍事施設 ほか
第3章 平良兼・良正の襲撃と源護の策謀 敵将を見逃す将門の甘さ ほか
第4章 追捕使・将門の勇躍と逆襲 旧私君・藤原忠平の厚意を得た将門/富士山の噴火 ほか
第5章 坂東独立の風雲 「天慶の乱」について/改元時期の京都と坂東の不安 ほか
第6章 将門、新皇に即位す 坂東の民意から生まれた新皇/弟と側近の諫言 ほか
第7章 誰が新皇を殺したのか 京都へ逃げ出す国司たち/京都滅亡の危機 ほか
第8章 敗者の声と勝者の宴 英雄なき勝利のあと/永続する朝廷と将門への鎮魂 ほか
終章 神田明神と将門塚の興起 なぜ神田明神と将門塚が都内にあるのか ほか
付録 平将門関連年表