本・コミック: 牟田口廉也/広中一成:オンライン書店Honya Club com

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牟田口廉也

「愚将」はいかにして生み出されたのか
星海社新書　１３６

価格: 1,155円（本体1,050円＋税）
発行年月: 2018年07月
判型: 新書
ISBN: 9784065127285

内容情報
[BOOKデータベースより]

牟田口廉也は、インパール作戦を失敗に導いた陸軍司令官として知られている。だが、それのみを切り取って牟田口を「愚将」と断じてしまってよいのか。また、責任は彼個人のみに帰せられるべきなのか。本書は牟田口の軍歴を丹念に追うことで「愚将」像を再検討してゆく。参謀畑を歩んでいた牟田口を、支那駐屯軍に左遷せしめた二・二六事件とその後勃発した盧溝橋事件。「常勝将軍」の名を与えたシンガポール攻略作戦。そして、大本営の裁可のもとで発動されたインパール作戦。彼の軍歴の背景から、陸軍の異様な体質が浮かび上がる。不健全な人事、不可解な決裁…昭和陸軍という組織は、自ら「愚将」を生み出したのだ。

第１章　エリート参謀からの転落（「葉隠」のもとに生まれる；佐賀と海軍　ほか）
第２章　日中戦争の火蓋を切る―盧溝橋事件（支那駐屯軍の増強と支那駐屯歩兵旅団の創設；綏遠事件　ほか）
第３章　「常勝将軍」の誕生―シンガポール島攻略作戦（中国戦線から太平洋戦線へ；叶わなかった陸軍中央復帰　ほか）
第４章　インパール作戦―敗戦の責任は誰にあったのか（ビルマルートの遮断をめぐって；第十五軍の創設とイギリスのビルマ防衛　ほか）
おわりに　インパール作戦の呪縛

[日販商品データベースより]

「愚将」を生み出した原因は、昭和陸軍の組織体質にあった
牟田口廉也は、インパール作戦を失敗に導いた陸軍司令官として知られている。だが、それのみを切り取って牟田口を「愚将」と断じてしまってよいのか。また、責任は彼個人のみに帰せられるべきなのか。本書は牟田口の軍歴を丹念に追うことで「愚将」像を再検討してゆく。参謀畑を歩んでいた牟田口を、支那駐屯軍に左遷せしめた二・二六事件とその後勃発した盧溝橋事件。「常勝将軍」の名を与えたシンガポール攻略作戦。そして、大本営の裁可のもとで発動されたインパール作戦。彼の軍歴の背景から、陸軍の異様な体質が浮かび上がる。不健全な人事、不可解な決裁……昭和陸軍という組織は、自ら「愚将」を生み出したのだ。
＊以下、本書目次より抜粋
はじめに
第一章　エリート参謀からの転落
第二章　日中戦争の火蓋を切る─盧溝橋事件
第三章　「常勝将軍」の誕生─シンガポール島攻略作戦
第四章　インパール作戦─敗戦の責任は誰にあったのか
おわりに　インパール作戦の呪縛
あとがき
参考文献一覧

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