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- わたしの哲学入門
-
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2014年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062922333
[BOOKデータベースより]
「存在とはなにか」という問いはプラトン/アリストテレス以降の西洋哲学の根本問題であった。中世スコラからデカルト〜カント〜ヘーゲルに通底する「作られてあり現前する」という伝統的存在概念は、ニーチェ、ハイデガーにより、その出自・継承の相を見直されることになる。著者自身の研究の軌跡に沿って、西洋に特徴的な形而上学の流れを概観する。
哲学のどこが難しいか
暗い時代に―ドストエフスキーとの出会い
『存在と時間』を読みたい一心で
カント、ヘーゲル、フッサールを読む
ハイデガーに即して
哲学の根本問題“存在とはなにか”
存在了解・超越・世界内存在
存在と時間
存在論の歴史の解体
哲学のはじまり〔ほか〕
第二次大戦敗戦後の混乱の渦中で青春期を生きた著者は、ハイデガーをどうしても読むという渇望から、東北大学哲学科に入学。『存在と時間』を何度も読み返しながら、その内容の理解には古代ギリシャ以来の西洋形而上学の展開を知ることが不可欠だと思いいたりました。「存在とは何か」というテーマを軸に、プラトン・アリストテレスからスコラ神学、そしてデカルト・カントに始まる近代哲学まで、わかりやすく解説します。
第二次大戦敗戦後の混乱の渦中で青春期を生きた著者は、ハイデガーという哲学者の存在を知り、それを読まなければ済まされないという気持ちの昂揚から、東北大学の哲学科に入学。『存在と時間』を何度も読み返しながら、その内容を理解できるようになるには古代ギリシャ以来のの西洋形而上学の展開を知らなければならないと思うようになります。なぜなら、ハイデガーの仕事そのものが西洋哲学史の根本的な見直し、形而上学的思考が歴史的に特殊なものだったことを明らかにすることに狙いがあったからです。
本書は、「存在とは何か」という哲学史を貫くテーマを軸として、プラトン・アリストテレスからスコラ神学、そしてデカルト・カントに始まる近代哲学まで、著者本人がハイデガーに触発されつつたどっていった西洋思想の流れを、日本人にわかりやすい形で解説するものです。
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本書は、「存在とは何か」という哲学史を貫くテーマを軸として、プラトン・アリストテレスからスコラ神学、そしてデカルト・カントに始まる近代哲学まで、著者本人がハイデガーに触発されつつたどっていった西洋思想の流れを、日本人にわかりやすい形で解説するものです。