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- 経済学の犯罪
-
稀少性の経済から過剰性の経済へ
講談社現代新書 2171
- 価格
- 924円(本体840円+税)
- 発行年月
- 2012年08月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784062881715
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[BOOKデータベースより]
私たちが、誤った「思想」を信じ続ける限り、危機からは脱出できない。日本を代表する知性が、経済学の源流、貨幣の誕生まで遡り、危機の本質に迫る知的興奮の書。
第1章 失われた二〇年―構造改革はなぜ失敗したのか
[日販商品データベースより]第2章 グローバル資本主義の危機―リーマン・ショックからEU危機へ
第3章 変容する資本主義―リスクを管理できない金融経済
第4章 「経済学」の犯罪―グローバル危機をもたらした市場中心主義
第5章 アダム・スミスを再考する―市場主義の源流にあるもの
第6章 「国力」をめぐる経済学の争い―金融グローバリズムをめぐって
第7章 ケインズ経済学の真の意味―「貨幣の経済学」へ向けて
第8章 「貨幣」という過剰なるもの―「稀少性の経済」から「過剰性の経済」へ
第9章 「脱成長主義」へ向けて―現代文明の転換の試み
私たちはいつまで誤った経済学を信じ続けるのか? いまだ収拾のつかないグローバル金融危機。これに対する各国の対応は、結局は対処療法に過ぎず、次のバブルを招来させるものでしかない。そして資本主義の危機を底で支えているのは、社会主義国の中国という喜劇的状況。なぜこのような状況に陥っているのか。筆者は経済学の根本、貨幣の根源にまで遡り、いまの過ちを論じる。(講談社現代新書)
今日のグローバル経済危機の根源には、私たちが現在「正しい」と思っている市場主義経済学の現実離れした理論があった。アダム・スミス、マックス・ウェーバー、そしてケインズといった賢人が、かつて語っていたことを丁寧に読み解き経済学と現実の関係を再び整理し直す。
さらにグローバル経済危機の中心になる金融市場が必然的に抱える問題を、貨幣の源流にまで根底にある貨幣の誕生にまで遡り明らかにする。
知的興奮とともに、今日の大問題への解決のヒントが見えてくる一冊!