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- 探偵の探偵
-
- 価格
- 649円(本体590円+税)
- 発行年月
- 2014年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062779845
[BOOKデータベースより]
中堅調査会社が併設する探偵養成所に、決して笑わぬ美少女・紗崎玲奈が入校する。探偵のすべてを知りたい、しかし探偵にはなりたくない、という彼女には、自分から言えぬ過酷な過去があった。調査会社社長・須磨は玲奈の希望を汲み、探偵を追う“対探偵課”の探偵として彼女を抜擢した。怒涛の書下ろしシリーズ開幕。
[日販商品データベースより]調査会社スマ・リサーチが併設する探偵学校スマPIスクールに、笑わぬ美少女・紗崎玲奈が入校する。探偵のすべてを知りたい、しかし探偵にはなりたくない、という玲奈、なぜ彼女は探偵学校に入校したのか? スマ・リサーチの社長・須磨康臣は、彼女の驚くべき過去をつきとめる。須磨は玲奈の希望を鑑み「対探偵課」を設けた。紗崎玲奈はひとり、悪徳探偵を追う“対探偵課探偵”となった。
―独創に満ちたアイディアを詰め込んだ、まったく新しい探偵小説、登場。―
『探偵の探偵IV』が『ダ・ヴィンチ』誌のブック・オブ・ザ・イヤー2015・小説ランキングで10位を記録しました。
イラスト・清原紘
容赦のない描写と抜群のリーダビリティ。「痺れる」松岡圭祐の新たな世界!
―藤田香織(書評家、エッセイスト)
いいタイトルだ。シンプルでありながら、作品の世界観を的確に言い表している。―村上貴史(ミステリー評論家、「このミス」大賞選考委員)
探偵は正義の味方なんかじゃない。ミステリーヒーローの恐るべきリアル!―香山二三郎(コラムニスト、「江戸川乱歩賞」選考委員、「このミス」大賞選考委員)
「女性探偵」の代名詞となり得る、ヒロインの誕生を見逃すな!―宇田川拓也(「このミス」大賞選考委員)
「探偵小説」への反逆心から生まれた、美しき異形の「探偵」あらわる!―吉田大助(ライター)
作者のシリーズ物は、凝った設定に特色があるが、その中でも本書は飛び切りであろう。悪徳探偵専門の探偵というのは、初めて聞いた。しかし、読み始めてすぐ、こんな探偵がいてもおかしくないと思うようになった。探偵業界の現実が、克明に描かれているからだ。また、主人公の魅力も見逃せない。自分たちの仕事の邪魔になる玲奈の命を、悪徳探偵は本気で狙ってくる。それを承知の上で、彼女は危地に向かう。彼女は、頭脳派でもある。玲奈と悪徳探偵の頭脳戦は、双方一歩も引かぬ名勝負。でも、才色兼備にして文武両道の玲奈が、その力を見せれば見せるほど、彼女の哀しみが際立ってくる。タフでハードな鎧の下には、癒せぬ傷を抱えた魂が隠れている。―細谷正充(書評家、「江戸川乱歩賞」選考委員)
〔あらすじ〕調査会社スマ・リサーチが併設する探偵学校スマPIスクールに、笑わぬ美少女・紗崎玲奈が入校する。探偵のすべてを知りたい、しかし探偵にはなりたくない、という玲奈、なぜ彼女は探偵学校に入校したのか? スマ・リサーチの社長・須磨康臣は、彼女の驚くべき過去をつきとめる。須磨は玲奈の希望を鑑み「対探偵課」を設けた。紗崎玲奈はひとり、悪徳探偵を追う“対探偵課探偵”となった。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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新シリーズ開幕
初めて聞いたときは「?」と思う変なタイトルですが、読んでみると納得。確かに、「探偵の探偵」の話です。
これまで「人の死なないミステリ」を長らく書いていた反動か、暴力表現が目立ちます。鑑定士・添乗員シリーズを読んでいた人には少し抵抗があるかも知れませんが、内容としては面白いです。
昔の催眠・千里眼では、読者を飽きさせない目的か場面転換や主人公(一人称)の変更が頻繁にあって、却って読みづらく感じるところもありましたが、最近の作品はその辺のバランスが程よくなっていて良いと思います。
御都合主義を感じるところもありますが、スラスラ読めるエンタテイメント小説です。
探偵会社スマ・リサーチの須磨康臣が経営するスマPI(プライベート・アイ)スクールに、場違いなほど美しく落ち着き払った未成年の女性・紗崎玲奈が入校する。玲奈の真意を知るため須磨が素性を調べると、彼女は高二の時、妹をストーカー事件で亡くし家庭崩壊の憂き目にあっていた。ストーカーに妹の居場所を教えた探偵を突き止めたい、その一心なのだ。二年の修行と実務一年、玲奈の強い希望でスマ・リサーチに「対探偵課」が設けられる。クライアントから奪われた金を巡って男と格闘する玲奈。男の素性は悪徳探偵で、玲奈は最初から対探偵課の自分を狙った犯行だと確信する。男が隠し持っていたメアドは、警視庁前副総監変死事件の真相を鮮やかな推理劇で明るみにした阿比留綜合探偵社のものだった。玲奈の命を懸けた”対探偵”業務が始まった!