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[BOOKデータベースより]
『100万回生きたねこ』を通してめぐりあった佐野洋子とサイバラ&リリー。抱腹絶倒トークの向こうに、「生」への真摯な思いが炸裂。
佐野洋子&西原理恵子(『一〇〇万回生きたねこ』―平凡な人生を全うするのは、至難の業だと思うのね;美大時代―子どものころから絵描きになりたかったんです;“死”の記憶―四歳で死んだ弟の一生が短いとは思わないの;母と娘―お母さんを嫌いという娘は、いっぱいいるのね ほか)
佐野洋子&リリー・フランキー(母と娘、母と息子―私は小さいころから、母さんより父さんが好きだった;老いゆく母―自分が期待していないドラマの中に僕はいるな、と思った;武蔵美、そして仕事―東京に行かなきゃ始まらない;家、家族―“自分”と同じくらい大切なものがあるのもいいなと思う ほか)
「生きることは、死ぬまでのひまつぶし」
『100万回生きたねこ』の佐野洋子 最後の肉声
『100万回生きたねこ』を通してめぐりあった佐野洋子とサイバラ&リリー。
抱腹絶倒トークの向こうに、「生」への真摯な思いが炸裂!
沢山の絵本を読んでいますが
作者さんがどのような方なのか絵本からはわかりません。
この本を読み佐野洋子さんというお人の
生涯をお聞きすることができました。
対談集なのでまるでこの対談の中に自分がいるかのようでした。
絵のプロであり言葉の使い手でもあるので
言葉をたくみに操っていて本当に素敵なお話でした。
また佐野さんはとても豊かな人生を送られています。
幼少のころのお母様との確執、そして介護。
男の話、金の話。結婚と離婚。
そして息子さんへの愛。最後は闘病生活。
留学の話も印象に残っています。
絵本の話は金の話の部分でほんの一瞬です。
一見、紆余曲折な人生ですが
読み終える頃には佐野さんの満足したお顔が目に浮かびました。
いま私は佐野さんの人生感への憧れと
尊敬の気持ちが芽生えた感じがしています。
そして最後のリリーさんのお手紙を読んで
笑顔で泣き、佐野さんとお別れをしました。(事務員さん 30代・福岡県 女の子6歳、女の子4歳)
【情報提供・絵本ナビ】