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[BOOKデータベースより]
芭蕉生誕360年。その魂、その言葉をいま一度、声に出して読みたい。
深川―真理の旅人
[日販商品データベースより]千住―旅の人生
草加―天命
室の八島―一滴の思い
仏五左衛門―善に誇る
日光―心魂たもちがたい
那須野―救いの童子
黒羽―人の成熟
雲巌寺―木啄の気持ち
殺生石・遊行柳―馬の移動〔ほか〕
月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人なり――その魂、その言葉をいま一度、声に出して読みたい! 松尾芭蕉はなぜ旅に出たのか。知っておきたい日本人のこころ。大きな活字と総ルビつき原文、 立松和平の口語訳+エッセイ。
●時はすさまじい速度で流れ去っていき、芭蕉が「奥の細道」の旅に発足してから300年以上たったのだが、まったく色褪せることなく芭蕉の言葉は今も私たちの前にある。芭蕉の身体は亡びたが、芭蕉の魂である言葉は今も時間の中を旅していて、なお永劫の未来へ向かって旅をやめようとはしないのである。――(あとがきより)