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[日販商品データベースより]
ちいさなねこがたずねます。「ぼく おおきくなれる?」
おおきな木はこたえます。「きっと おおきくなれますよ」
春、木のそばにちょうがいれば、手をのばしました。夏、木にかぶとむしがとまっていれば、体をのばしました。秋、枝の先でリスが走っていれば、ねこはそこまでのぼっていきました。
いつのまにか、ねこは木のはるか上までのぼれるようになっていました。はたして、木のてっぺんで、ちいさなねこ見たものは?
繊細な線、大胆な線、モノクロームの中に浮かぶ色が、ぎゅっと心をつかみます。まるで、大きな体と心を持つ父と、父にあこがれる息子の対話のような物語。躍動感のある筆致が、ねこの<成長>の喜びをいきいきと表現する一冊です。
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まあるい澄んだ青い瞳でおおきな木を下から見上げるちいさなしろねこ。自分の足元にいるちいさなしろねこを上から優しく見下ろすおおきな木。このおはなしは、ちいさなねこをどっしりとあたかかく見守るおおきな木とおおきな木を自分の力で登ろうとするちいさなねこの成長を描いた絵本です。「ぼく おおきくなれる?」「ぼく いちばん うえまで のぼりたい」「ぼく おおきくなった?」みるものすべてが珍しくてまわりの世界に夢中にしがみつきながら、成長していくちいさなねこ。そして、おおきな木は静かに力強くそこに存在します。ねこと木を巡る美しい季節を瑞々しく大胆な筆致で描かれたきくちちきさんの絵本。お父さんになられたきくちちきさんが、息子さんとご自身を重ねながら描かれたそうです。ちいさなねこがのぼりきった先に広がる世界(未来)の圧倒的な美しさ。そのどこまでも伸びやかに続く清々しい空の青さ、大きさを絵本で体感してください。子どもの成長をこんな気持ちで見守りたいですね。大らかに優しくなれる絵本です。
(絵本ナビ編集部 富田直美)
ぼくおおきくなれる?
子供って、おおきくなる、ということに憧れがありますよね。
これ食べたらおおきくなれる?とか、うちの子からもよく聞かれたりします笑。
そんなおおきくなるということに憧れるねこと、それを優しく見守るおおきな木の物語。
きっとおおきくなれますよ。
こんな風に優しく見守る親になりたいです。(tori.madamさん 30代・大阪府 女の子7歳、女の子4歳)
【情報提供・絵本ナビ】