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[BOOKデータベースより]
言葉はいま、どのように可能なのか。９・１１以後の“戦争”する世界と厳しくむきあい、発信した言葉を、新たに断章形式で書き下ろした、２１世紀の新しい思考。
世界はいま混乱の真っただ中だ（『２００１年宇宙の旅』の翌年へ；血の海は、乾いたのか？ ほか）
[日販商品データベースより]ついに戦争が始まった（ついに戦争が始まった；ドクター・ナカムラ、ありがとう ほか）
浪々の身にもどって（浪々の身にもどって；人類は憎しみにまみれながら ほか）
鬱病の時代なのか（わけをいくつか話そう；インドからの船便 ほか）
インド、バングラデシュへの旅（バングラデシュの日々；オリッサの海辺で）
9・11事件からイラク戦争へと続く状況に深く衝撃を受けた作家は、言葉の力をみつめ、その可能性を追求することで世界と向き合う。ホームページ上の日記「海亀通信」を断章形式の思索として全面的に改稿、アジアの根源的な思想を探るインド・バングラデッシュ紀行を書き下し、21世紀の新しい世界像を問う。