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- ベルクソンの哲学 生成する実在の肯定
-
- 価格
- 1,298円(本体1,180円+税)
- 発行年月
- 2022年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065281567
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[BOOKデータベースより]
「生の哲学」を提唱しノーベル文学賞を受賞した、フランスを代表する哲学者、アンリ・ベルクソン(一八五九‐一九四一年)。旧来の哲学を根底から批判し、転覆させたその哲学は、ドゥルーズの革新的な解釈によって見事に蘇る。全主要著作を誰よりもクリアかつ精密に解説する本書は、難攻不落の道程を踏破するための最良のガイドである。
序章 ベルクソンの哲学とその位置
[日販商品データベースより]第1章 連続的で異質的な持続―『試論』について
第2章 知覚の機構と実在する過去―『物質と記憶』について(純粋知覚について;記憶と認識の機制;記憶の即自存在とその心理的な働き;持続の存在論)
第3章 分散する一者としての生命―『創造的進化』について
第4章 持続の一元論/結晶と層―ベルクソンの存在論について
「生の哲学」を提唱しノーベル文学賞を受賞した、フランスを代表する哲学者、アンリ・ベルクソン(1859-1941年)。彼は、伝統的な哲学を根本的に批判し、転覆させた特異な存在です。
その影響は、20世紀の名だたる哲学者たち、ハイデガー、ウィリアム・ジェームズ、サルトル、レヴィナス、メルロ=ポンティ、デリダ、西田幾多郎など、多方面に及びます。そして何より、生成のリアリティーを巡る思考の原理を徹底させ、ベルクソンを蘇らせたのが、ジル・ドゥルーズでした。
本書は、ドゥルーズのすぐれた読解に身を寄せながら、ベルクソンの主著を丹念にたどり、その核心を浮かび上がらせます。同時に、ドゥルーズ自身の哲学の出発点ともなった、斬新で独創的なベルクソン解釈を提示してもいます。
ベルクソンにとって実在とは、持続とは何か。どのようにして、直観によって本質的な差異を見出すのか。他者のない、否定性のない、そして外との弁証法的な統合もない哲学とは、どのようなアイデアなのか。
著者によるベルクソンの現代思想における位置づけ、主要著作を通した整理、これ以上なくクリアで精密な解読は、ベルクソンに取り組もうとする読者にとって、最良のガイドとなるでしょう。解説には、『物質と記憶』の訳者である杉山直樹氏の書き下ろし原稿を収録しました。
[本書の内容]
学術文庫版まえがき
序 論 ベルクソンの哲学とその位置
第一章 連続的で異質的な持続――『試論』について
第二章 知覚の機構と実在する過去――『物質と記憶』について
1 純粋知覚について
2 記憶と認識の機制
3 記憶の即自存在とその心理的な働き
4 持続の存在論
第三章 分散する一者としての生命――『創造的進化』について
第四章 持続の一元論/結晶と層――ベルクソンの存在論について
あとがき
解説 杉山直樹
ベルクソン関連略年表