- 枕草子 下
-
- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2024年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784309421056
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[BOOKデータベースより]
千年読み継がれる傑作随筆集が、もっとも親しみやすい現代語訳で蘇る。「香炉峰の雪は…」と中宮定子に尋ねられて、御格子を上げ御簾を高く巻き上げて応えるエピソードなど、中宮定子とそのとりまきの女房たちの知的で文化的な高さが伺われる段も多い。下巻は一四三段から三一九段まで。
関白道隆様がお亡くなりになった後…
正月十日過ぎ。
日がな双六に興じていた…
やんごとなきお方が碁を打つということで…
おそろしげなもの。
清らかに見えるもの。
品が無く見えるもの。
胸がつぶれるもの。
可愛らしいもの。
人前で調子づくもの。
名前が恐ろしいもの。
見た目には格別なことはなくても…
鬱陶しい感じのもの。
つまらない存在が幅を利かせる時。
つらそうなもの。
羨ましいもの。
早く知りたいもの。
じれったいもの。
関白道隆様の喪に服していた頃の…
閑院の左大将のお嬢様のことを…〔ほか〕