- 天下の値段 享保のデリバティブ
-
文藝春秋
門井慶喜
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2025年08月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784163920023

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[BOOKデータベースより]
天下の台所―大坂堂島には全国から米が集まり、日々、値が付けられ膨大な取引がされていた。特に盛んだったのが、先々の米価を扱う先物取引。商人たちは紙と筆と頭脳を用い、利鞘の多寡で泣いたり笑ったり。一方の江戸では、将軍吉宗、幕閣たちが忸怩たる思いを抱いていた。米価の変動はすなわち武士の年貢収入の変動であり、あろうことか、それらを商人たちが意のままに決めている。そんな不実の商いは許すまじ、と堂島を支配すべく動き出すのだが…。市場の自治を守らんとする大坂商人たちと、武士の誇り(とお金)を懸けた江戸幕府との究極の頭脳戦!
[日販商品データベースより]世界初の先物取引所で繰り広げられる、享保の知られざる米騒動〓〓大坂商人vs.将軍吉宗。究極の頭脳戦の行方はいかに!?
時は江戸時代、天下の台所〓〓大坂堂島には全国から米が集まり、日々、値が付けられ膨大な取引がされていた。特に盛んだったのが、先々の米価を扱う先物取引(デリバティブ)。商人たちは紙と筆と頭脳を用い、利鞘の多寡で泣いたり笑ったり。
一方の江戸では、将軍吉宗はじめ、幕閣たちは忸怩たる思いを抱いていた。米価の変動はすなわち武士の年貢収入の変動であり、あろうことか、それらを商人たちが汗もかかず、意のままに決めている。そんな不実の商いは許すまじ、と堂島を支配すべく動き出すのだが……。
市場の自治を守らんとする大坂商人たちと、武士の誇り(とお金)を懸けた江戸幕府との究極の頭脳戦!