この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 平安文学の本文は動く
-
価格:2,530円(本体2,300円+税)
【2015年06月発売】
- 伊勢物語全読解
-
価格:16,500円(本体15,000円+税)
【2013年12月発売】
- 歌枕歌ことば辞典 増訂版
-
価格:3,630円(本体3,300円+税)
【1999年06月発売】
- 小野小町追跡 新装版
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2015年07月発売】
- 古今和歌集全評釈 中
-
価格:3,245円(本体2,950円+税)
【2019年02月発売】
[BOOKデータベースより]
研究篇(平安時代における作品享受と本文;『土左日記』定家筆本と為家筆本;『伊勢物語』の本文と『伊勢物語』の享受;『古今集』における『萬葉集』;藤原定家の三代集;『古今和歌集』と『後撰和歌集』;冷泉家時雨亭文庫の三十六人集;『毘沙門堂旧蔵本古今集注』の本文;住吉大社本『古今秘聴抄』について―『中世古今集注釈書解題』補遺の内;『枕草子』論序説)
[日販商品データベースより]随想篇(国文学の衰退;王朝物語の享受と生成;私の国文学者人生―我が生い立ちの記)
若き古典文学研究者への遺言
「原典を目ざすという姿勢が何よりも研究の基本になるべきだが、享受した当代と後代の人々の心をも含めた形、つまり民族の心の中に生きた姿のまま作品を把握するために、本文研究・伝本研究は享受史の研究とともにあるべきだと思うのである。」
「京都大学を卒業した昭和二十九年以来、日本古典文学、特に平安時代の和歌と物語に関する論文を数多く書いて来た。もう書き尽したから廃業宣言をしようと思っていたが、書評の類を除いても、まだ少し残っていた。しかも残っていたものは、私の節目節目をなすものであったり、いま最も言いたいことであったので、捨てるに惜しく、ここに心情を吐露してみた。評者の方々の共感を得るかどうかわからないが、私の真情を聞いていただきたいと思う次第である。」