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- 戦後歌舞伎の精神史
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- 価格
- 2,530円(本体2,300円+税)
- 発行年月
- 2017年03月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784062204873
[BOOKデータベースより]
真の古典劇として成立させた二代目吉右衛門の現代性とは!?歌舞伎とはなにか?戦後日本文化の「精神史」を問う。「女形不要論」の嵐から、勘三郎、三津五郎、そして海老蔵まで。戦後七十年を問い直す!
発端 歌舞伎という家族の物語
第1章 祖父の時代
第2章 父の時代
第3章 叔父の時代
第4章 子の時代―現代
第5章 孫の時代
第6章 曾孫の時代
いまや「かぶき女子」が世に溢れるくらいの、歌舞伎ブームです。惜しくもなくなった中村勘三郎や、あるいはスター性抜群の市川海老蔵など、高い人気を誇る役者も枚挙にいとまがありません。
では、いったい歌舞伎とは何なのか。とくに、21世紀の現代社会に生きるわれわれにとって、歌舞伎とは何か?
演劇評論の第一人者である著者が、この問いに挑みます。
敗戦後、歌舞伎はどのように再興され、古典芸能であることと、戦後社会をどのように切り結んできたのか?
戦後の歌舞伎の歴史を現代の最先端まで検証しながら、その魅力と本質を存分に描ききった傑作です。
戦後は、まずは、「女形不要論」から始まります。歌舞伎にとって、まさに最重要課題といっていい「女形」について、戦後の精神は、どのように考えたのか。
そして、名優たちの興亡と、いまや「なんでもあり」といっていい現在まで。
歌舞伎の精神の戦後史です。
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