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[BOOKデータベースより]
災害と厄災の記憶を伝承するという課題に対して、教育/教育学は何をなしうるか。「厄災」をどのように語るのか、語ること自体の意味や記憶の在り方そのものについて思想的にアプローチすることにより、「厄災の教育学」の可能性を探る。
第1部 場所が語りだす記憶に耳を傾ける(“非在のエチカ”の生起する場所―水俣病の記憶誌のために;東日本大震災における教師の責任―ある保育所をめぐる裁判を事例として;災害ミュージアムという記憶文化装置―震災の想起を促すメディア;広島のアンダース―哲学者の思考に内在する文化的記憶論と“不安の子ども”)
[日販商品データベースより]第2部 厄災を受けとめる思想の作法を探る(災害の社会的な記憶とは何か―出来事の“物語”を“語り‐聴く”ことの人間学的意味について;厄災に臨む方法としての「注意」―「不幸」の思想家との対話;学校で災害を語り継ぐこと―“戸惑い”と向き合う教育の可能性)
第3部 次世代に伝える課題の重さを考える(それからの教育学―死者との関わりから見た教育思想への反省;問いの螺旋へ―東日本大震災と教育哲学者の語りの作法;カタストロフィーと教育学―いまだ明らかにされていない両者の関係性をめぐって;災厄ミュージアムの建築プラン―記憶し物語り伝達し公共的に活動する場を目指して)
災害と厄災の記憶を伝承するという課題に対して、教育/教育学は何をなしうるか。厄災をどのように語るのか、語ること自体の意味や記憶の在り方そのものについて思想的にアプローチ。厄災の教育学の可能性を探る。