「スーホの白い馬」の真実

モンゴル・中国・日本それぞれの姿

風響社 地方・小出版流通センター
ミンガド・ボラグ　

• 価格: 2,750円（本体2,500円＋税）
• 発行年月: 2016年10月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784894892231

内容情報

[BOOKデータベースより]

白い馬は射殺されたのではなかった！？小学校国語教科書にも登場する「スーホの白い馬」。子供たちに親しまれている「民話」の誕生秘話。モンゴルの馬頭琴起源伝説「フフー・ナムジル」や中国創作文学「馬頭琴」と対比しながら、経過と背景をたどり、馬を愛するモンゴル人の文化とモンゴル草原に憧れる日本人の心の歴史に触れる。

第１部　日本における「スーホの白い馬」の受容（「スーホの白い馬」の始原を探る；日本人のモンゴル草原への憧れの産物としての「スーホの白い馬」）
第２部　中国による「スーホの白い馬」の改編（「階級闘争」にすりかえられた中国語版「馬頭琴」；共産党政権や市場経済下における内モンゴルの文芸作品―中国語版「馬頭琴」と対比して）
第３部　「スーホの白い馬」に垣間みるモンゴル文化（民族楽器としての馬頭琴の「誕生物語」；「スーホの白い馬」にみられる文化的教育論）
第４部　「スーホの白い馬」の故郷はいま（「スーホの白い馬」の故郷から―黄砂の発祥地として知られた「モンゴル」）

[日販商品データベースより]

小学校国語教科書にも登場する「スーホの白い馬」。モンゴルの馬頭琴起源伝説や中国創作文学と対比しながら、経過と背景をたどり、モンゴル人の文化とモンゴル草原に憧れる日本人の心の歴史に触れる。