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- 戦後的思考
-
- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2016年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062903288
[BOOKデータベースより]
一九九五年、戦後五十年目に発表された「敗戦後論」は、単行本刊行後、百を越える批判を左右両翼から浴びた。本書はその反響の醒めぬなか、それらを正面から受け止め、「批判者の『息の根』をとめるつもり」で書き始められた。“戦後的思考”とは何か。戦前と戦後を繋ぐものとは?今こそ我々に必要な、生きた思想と格闘する画期的論考を、増補改訂を施し、二十一世紀に再度問う。解説・東浩紀。
第1部 戦後的思考とは何か(一九九七年の「歴史主体論争」―日本・ドイツ・韓国)
第2部 戦前―誤りをめぐって(罪責感を超えるもの―吉本隆明「転向論」の意味;戦争体験の世界性―『戦艦大和ノ最期』と「大衆の原像」)
第3部 戦後―私利私欲をめぐって(市民と公民のあいだ―アーレント・ヘーゲル・マルクス;私利私欲と公的なもの―ルソーからドストエフスキーへ)
第4部 戦前と戦後をつなぐもの(天皇と戦争の死者―昭和天皇VS三島由紀夫)
1995年、戦後50年目に発表された「敗戦後論」は、単行本刊行後、百を越える批判を左右両翼から浴びた。本書はその反響の醒めぬなか、それらを正面から受け止め、「批判者たちの『息の根』をとめるつもり」で書き始められた。「戦後的思考」とは何か。戦前と戦後はなぜ「つながらない」のか? 今こそ我々に必要な、生きた思想と格闘する画期的論考を、増補改訂を施し、21世紀に再度問う。
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日本の戦前と戦後はなぜ「つながらない」のか。ルソーから三島由紀夫まで、緻密な分析と真摯な思考から生まれる、スリリングな論考。