日本における女性と経済学

１９１０年代の黎明期から現代へ

北海道大学出版会
栗田啓子　松野尾裕　生垣琴絵　

• 価格: 6,160円（本体5,600円＋税）
• 発行年月: 2016年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784832968196

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１部　女性への経済学教育―新渡戸稲造と森本厚吉（日本における「女性と経済学」の起点―１９１０〜２０年代、山川菊栄の論説にそくして；女子高等教育におけるリベラル・アーツと経済学―東京女子大学実務科とは何だったのか；森本厚吉の女子経済教育）
第２部　生活への視点（松平友子の家事経済学―日本における女性による経済学研究／教育の誕生；オルタナティブな「生活者の経済」学―家庭生活の経済的研究の系譜；回想　松平友子先生と私）
第３部　労働への視点（竹中恵美子の女性労働研究―１９６０年代まで；１９７０年代以降；第二派フェミニズムの登場とそのインパクト―女性労働研究の到達点；関西における労働運動フェミニズムと竹中理論）
対談　「女性と経済学」をめぐって

[日販商品データベースより]

女性への経済学教育はいかに成立し、女性の経済学者はいかに誕生したのか。大正期の女性経済学教育、初の女性経済学者・松平友子とその系譜、労働経済学者・竹中恵美子の業績など、歴史的展開と現代的意義を論じる。