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[BOOKデータベースより]
第1章 難病で亡くなる間際まで、看護師として働き続けた母
第2章 母の死を境に、生きる意欲を失った父
第3章 ケアマネージャーに、父の介護について相談をする
第4章 父が介護老人保健施設に入所した日
第5章 認知症の進行と、施設での日々の暮らし
第6章 施設内感染により、父が肺炎を患って入院する
第7章 父が腸閉塞になり、胃瘻をつくる。そして看取り介護へ
エピローグ
母を亡くした後、父の異変に気づき、同時に体調を崩した実妹のサポートも始める著者。「先が見えない」つらさの中、徐々に追い詰められていく。息子が父を介護した日々を綴ったノンフィクション。
〈少しずつ記憶を失くし、ゆっくりゆっくり遠ざかっていく〉認知症を、アメリカでは「ロング・グッドバイ」と表現するそうです。「ぴあ」を退職し専業作家となった盛田氏は、母を亡くした後、父の異変に気づきますが、同時に体調を崩した実妹のサポートも始めます。作家としての時間も失われ始め、「先が見えない」つらさの中、徐々に追い詰められていきます。本書は、息子が父を介護した日々を綴ったノンフィクション。10年後、65歳以上の5人に1人が認知症になると言われる今、何を覚悟し、ゆっくり確実に迫る死と対峙すべきかを教えてくれます。