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[BOOKデータベースより]
田辺は自己の生を包摂する時代の趨勢と真摯に対峙し、廣松は「近代」の陥穽を注視し絶えず他者との協働を考察し続けた。この二人の視座から「啓蒙の弁証法」の陥穽に落ちた日本社会と日本人の「生の姿」を考えていく。
第1章 「プロメテウス的落差」と「剥き出しの生」
[日販商品データベースより]第2章 「犠牲のシステム」による「死の渦動」と「余計者/無国籍者」
第3章 円環的媒介としての「身体性/人称性」と「歴史的現在」
第4章 無時間性を遊動する「システム的な悪」と「メービウスの環帯」
第5章 「包摂/排除」による「擬制的な欠缺」と「二律背反的分裂性」
第6章 「犠牲のシステム」による歴史的惨禍と「生の連関」
第7章 「繋辞」の物象化・「フローのシステム」・「主体化=褶曲」
第8章 「トポロジックな空間」の渦動性と「匿名性/スティグマ」とイう腐蝕
第9章 「孤独と交わり」の弁証法と幻影化される「避難者」
田辺は自己の生を包摂する時代の趨勢と真摯に対峙し、廣松は「近代」の陥穽を注視し絶えず他者との協働を考察し続けた。この2人の哲学者の視座から「啓蒙の弁証法」の陥穽に落ちた日本社会と日本人の「生の姿」を考えていく。