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[BOOKデータベースより]
ガザでは、6歳以上のこどもはみな、3回以上の戦争を経験している。国連パレスチナ難民救済事業機関・保健局長がみたガザ。
[日販商品データベースより]――ガザでは、6歳以上の子どもはみな、3回以上の戦争を経験している。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の保健局長の清田明宏氏が見たガザは、子どもと家族が暮らすガザ。普通の暮らしを求める人びとへの共感に満ちたまなざしが、悲惨な戦禍から次へと歩みだす力をガザの人びとが持っていることを描き出します。
「ガザ」は、中東、シナイ半島の北東部、東地中海に面した、360平方キロメートルほどの小さな土地。
8メートルもの高さの壁などにぐるりと囲まれた、収容所のような都市、それが、ガザだ。
検問所を通らなければ出入りすることができない。
移動の自由が奪われた都市、ガザ。
この地域に180万人の人びとが暮らしている。
人口の半数は、18歳以下のこどもたちである。
中東地域では、1948年から、ずっと戦争が続いている。
この戦争は、東地中海のパレスチナ地域をめぐる「イスラエル」と「パレスチナ」、ふたつの国の争い。
21世紀に限ってみても、ガザではすでに、4回も戦争が起きている。2006年、2008〜9年、2012年、
そして、2014年7月8日、イスラエル軍はガザ地区に無差別攻撃を開始。
攻撃は8月26日の無期限停戦の調印まで、とどまることなく続き、多くの人びとの命が奪われた。
市民1600人が死亡し、そのうちの500人は子どもだった。
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「戦争し知らないこどもたち」というサブタイトルを見て、この本にくぎ付けになってしまいました。
「ガザ地区」の名を知っている子どもたちは少なくないかも知れませんが、そこに暮らす子どもたちの生活をイメージすることは、そう簡単ではないはずです。
日々の中に戦争がある子どもたちにとって、平和とか自由とか、ましてや愛とか友情とかは遠い存在感でしかないように思いました。
命という言葉もひょっとしたら当たり前ではないのかも知れません。
そんなとても辛い本ですが、写された子どもたちの表情と、住んでいる場所の光景は、子どもたちに受けとめて欲しいと思います。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】