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[BOOKデータベースより]
茨城の貧農の暮らしを描いた長塚節の長編小説『土』(1910年)を原作として、そのテキストの朗読と、郊外化を経た現在の茨城を撮影した映像をかさねあわせることによって制作された映画『土瀝青asphalt』。本書はその公開を記念して編まれた論考・対談集である。『土瀝青』を観ることを出発点として、映画、ドキュメンタリー、アート、社会学、都市論など様々な分野で活躍する著者たちが、芸術と場所の関わり、そしてこれからの作家のあり方について論じる。
1 場所が揺らす(論考「百年後」;対談「どこまでを明らかにし、どこまでを隠すのか―デジタルアーカイブとドキュメンタリー」渡邉英徳+佐々木友輔;論考「郊外の移動・リズム・ヘテロトピア」;対談「続けることは見つけること―場所と関わるためのヒント」)
[日販商品データベースより]2 映画が揺れる(論考「音/声/映像の中点に生まれるもの―佐々木友輔“土瀝青ASPHALT”冒頭二分十六秒の構造」;対談「地図と映画―経験の変換」地理人(今和泉隆行)+佐々木友輔;論考「土、瀝青、岩」;論考「現代映画と「情報風土」―『土瀝青asphalt』小論」)
3 『土瀝青asphalt』の設計図(論考「“風景映画”から“場所映画”へ」;附録「映画『土瀝青asphalt』朗読脚本」)
長塚節の長編小説「土」を原作として、そのテキストの朗読と、郊外化を経た現在の茨城を撮影することによって制作された映画「土瀝青asphalt」。本書は、その公開を記念して編まれた論考・対談集。