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- 満蒙
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日露中の「最前線」
講談社選書メチエ 580
- 価格
- 2,035円(本体1,850円+税)
- 発行年月
- 2014年08月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784062585835
[BOOKデータベースより]
二〇世紀前半、日本、ロシア、中国のそれぞれの「辺境」地域は、なぜ「生命線」となったのか。義和団戦争から満鉄解体まで、満蒙でくりかえされる軍事衝突には、「鉄道」をめぐる利権が絡んでいた。ロシアが「北満洲」に設立した中東鉄道とライバル会社満鉄との権益競争、ロシア革命後の「革命派」と「反革命派」の内戦、張作霖など軍閥とスターリンの対決…。鉄道をめぐるドラマを辿り、新しい国際政治史を描く。
第1章 『坂の上の雲』の先へ―小村寿太郎とウィッテ(シベリアから満洲へ;関東州の誕生と大連・旅順の勃興;満洲占領から併合計画へ;日露戦争の敗北と、日本に残した「遺産」)
第2章 日露協約時代の「満蒙問題」―伊藤博文とココフツォフ(日露戦争後の極東政策の転換;伊藤博文暗殺と日露関係の危機;辛亥革命と利権拡大)
第3章 「北満洲」における大戦・革命・内戦―田中義一とホルヴァート(第一次世界大戦の衝撃;ロシア革命の「北満洲」への波及;北満シベリア出兵と日英米の介入;張作霖、「北満洲」も制す)
第4章 ソ連と奉天派の対決―張作霖、張学良親子とカラハン(「北満洲」を欲するソ連;奉天派との対立;日本との鉄道利権をめぐる確執;奉ソ紛争)
第5章 満洲国という難問―昭和天皇、蒋介石とスターリン(満洲事変とソ連の中立;中東鉄道の売却;ソ連の極東防衛網と日ソの激突;戦勝大国間の取引)
二〇世紀前半、日本、ロシア、中国のそれぞれの「辺境」地域は、なぜ「生命線」となったのか。義和団戦争から満鉄解体まで、満蒙でくりかえされる軍事衝突には、「鉄道」をめぐる利権が絡んでいた。ロシアが「北満洲」に設立した中東鉄道とライバル会社満鉄との権益競争、ロシア革命後の「革命派」と「反革命派」の内戦、張作霖など軍閥とスターリンの対決……。鉄道をめぐるドラマを辿り、新しい国際政治史を描く。
二〇世紀前半、日本、ロシア、中国のそれぞれの「辺境」地域は、なぜ「生命線」となったのか。
義和団戦争から満鉄解体まで、満蒙でくりかえされる軍事衝突には、「鉄道」をめぐる利権が絡んでいた。
ロシアが「北満洲」に設立した中東鉄道とライバル会社満鉄との権益競争、ロシア革命後の「革命派」と「反革命派」の内戦、張作霖など軍閥とスターリンの対決……。
鉄道をめぐるドラマを辿り、新しい国際政治史を描く。
満蒙は日本だけの生命線ではなかった! 鉄道の帝国=ロシア、群雄割拠する中国の軍閥、日本の関東軍。国際政治の視点で捉え直す。