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[BOOKデータベースより]
むかし、むかし、ある国に、それは美しくて、気まぐれなお姫さまがいました。お姫さまは、着るものから食べるものまで、なんでも“とくべつ”でなければならないと思っていました。ところがある日、お姫さまはお城を守る妖精たちをおこらせてしまいます。すっかりはらをたてた妖精たちは、お姫さまにいちばん恐ろしい魔法をかけてしまいました―。どうしたら、魔法をとくことができるのでしょうか?そのかぎは、お姫さまにとっての本当の“とくべつ”でした。朽木ファンタジーとこみねゆらの待望のコラボレーション!!!自分を見つめるファンタジー。
[日販商品データベースより]気まぐれなお姫さまの“とくべつ”な物語
昔々、あるところにとても美しくて気まぐれなお姫さまがいました。何でも特別でなくては嫌というわがままさです。ある日、妖精たちの怒りをかい、呪いをかけられてしまいました。その呪いを解く鍵が“とくべつ”な猫にあると聞き、“とくべつ”な猫をさがして回ることにしました。そして、そこら中から猫をさらってきたので城の中は猫だらけ。お姫さまの城には、百足やらトカゲの召使いがいて、猫の世話をしています。お姫さまにとって“とくべつ”な猫は、見つかるのでしょうか?
【編集担当からのおすすめ情報】
『オン・ザ・ライン』で昨年、課題図書になった朽木祥さんの新作です。「書く作品、書く作品、読者を裏切らず、心の奥まで響く」と評され、朽木さんの作品を心待ちにしている読者が数多くいます。ファンタジー、広島、YA……と、その作風は、固定のイメージを持たないのが、魅力といえるでしょう。本作品は、初めての物語絵本です。朽木ファンタジーの世界を、こみねゆらさんが可憐な絵で表現しました。物語は、ファンタジーではありますが、「自分にとって特別なこと」とは何なのかという普遍的テーマが主題となっています。
ねこがたくさん出てくる物語として、ツイッタ―で愛猫の写真を募集したところ、たくさんの応募がありました。送った人には、それと分かるようにすべて描き込まれています。乞うご期待!!
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きれいな本だなあと手にとってみれば、朽木さんの本としってびっくり。絵本も書かれていたんですね。
わがままなお姫さまが、魔法にかけられちがう姿に、というのは、昔話でもありそうですが、その魔法をとくまでの過程がまさに「とくべつ」でした。
自分にとってのとくべつとは何か、あらためて考えてしまいます。心にしみいる物語でした。(あんじゅじゅさん 40代・高知県 )
【情報提供・絵本ナビ】