馬場恒吾の面目

危機の時代のリベラリスト
中公文庫　み４４ー１

中央公論新社
御厨貴　

• 価格: 859円（本体781円＋税）
• 発行年月: 2013年09月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784122058439

内容情報

[BOOKデータベースより]

戦前、二大政党政治が崩壊し軍部台頭、そして日米開戦まで、政治評論家として“雄弁”に時代を語り、戦時中は総合雑誌への執筆禁止という形で“沈黙”を余儀なくされ、戦後は新聞経営者として「書く場」を守りきったリベラリストの本格評伝。一九九七年度吉野作造賞受賞作。

序章　危機の二十五年―政治評論家の運命
第１章　生涯一ジャーナリスト―政治評論家への道
第２章　コラムニストの誕生―「日曜時評」の創設
第３章　挙国一致内閣と政党―議会政治の活性化へむけて
第４章　二・二六事件―政党の失地回復へむけて
第５章　日中戦争と近衛新体制―立憲政治の原則へむけて
第６章　戦中沈黙のリベラリスト―抑圧の中の自由
第７章　戦後戦う民主主義者―象徴としての評論家社長

[日販商品データベースより]

〈受賞情報〉吉野作造賞（１９９７年度）