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[BOOKデータベースより]
中心のないネットワーク状の権力=“帝国”の興隆に対抗し、秩序形成をめざして単独行動に走ったアメリカの試みは、イラク戦争の失敗と金融危機という挫折に終わった。残されたのはEUの超国家主義でも中国の覇権主義でもなく、“共”という富にもとづいた、マルチチュードによる民主主義のプロジェクトだった。私的所有という制度とそれを支える法体制を根本から批判し、万人にアクセス可能な資源=“共”の豊かな可能性を予見する。“共”をめぐる生産はいかにして資本を蝕み、崩壊させるのか?ポスト工業化時代にこそ読まれるべき「革命」の書。
第4部 “帝国”の帰還(失敗したクーデタの短い歴史;アメリカのヘゲモニー以後;反逆の系譜学)
第5部 資本を超えて?(経済的移行の管理運営;資本主義に残されたもの;断層線沿いの予震―破滅に向かう資本)
第6部 革命(革命的並行論とは何か;蜂起の拡大と交差;革命を統治する)
「帝国」が世界秩序を作り、その権力のもとで搾取され続ける。この状況打開の可能性を秘めた「共有の富」とは。それはどう資本主義の行き詰まりを乗り越え、革命の実現に至るのか。ゼロ年代を席巻した3部作完結篇。
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『〈帝国〉』『マルチチュード』に続く、
待望の第3弾!
グローバル企業やIMFなどの〈帝国〉が世界秩序をつくりあげ、その権力のもとで私たちは搾取され続けている。この状況を打開する可能性を秘めた「共有の富」とは何か? それはいかにして資本主義の行き詰まりを乗り越え、ついには革命の実現へと至るのか? ゼロ年代を席巻した三部作の完結篇、いよいよ登場!