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探検家、36歳の憂鬱

文藝春秋
角幡唯介 

価格
1,375円(本体1,250円+税)
発行年月
2012年07月
判型
B6
ISBN
9784163754703

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内容情報
[BOOKデータベースより]

冒険とは何なのか、角幡唯介は何者かを知れる、珠玉の8本の初エッセイ集。

探検家の憂鬱
スパイでも革命家でもなくて探検家になったわけ
行為と表現―実は冒険がノンフィクションに適さない理由
震災―存在しなかった記憶
雪崩に遭うということ
富士山登頂記
北極点、幻の場所
グッバイ・バルーン

[日販商品データベースより]

大宅賞作家による初の冒険エッセイ集。受賞作『空白の5マイル』の舞台となったチベット・ツアンポーや、今秋書籍化される『アグルーカの行方』の舞台、北極、その他これまで冒険してきた各地で感じたことと今につながる意識。また、雪崩に三度遭い、死の淵で味わった恐怖、富士登山ブームの考察、東日本大震災の被災地を訪ねて、など読者を様々な場所へ旅させます。赤裸々に語る、探険家として、死に自ら近づいていってしまう性やジレンマについては、胸に迫るものがあります。生と死について、読者それぞれの思いを抱くことでしょう。

冒頭の2作「探検家の憂鬱」と「スパイでも革命家でもなくて探検家になったわけ」で、角幡唯介さんの人となりも知ることができます。

最後に収められた「グッバイ・バルーン」では、朝日新聞の記者時代に取材した冒険家、神田道夫さんの生き様を、いま再び浮かび上がらせます。本書を読み終える頃には、「探検家、36歳の憂鬱」が何であるのか、腑に落ちるでしょう。そしてきっと「角幡唯介」に会いたくなるはずです。

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