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- 本当は怖い百人一首
-
- 価格
- 713円(本体648円+税)
- 発行年月
- 2012年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784796699617
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[BOOKデータベースより]
奈良時代から鎌倉時代まで、およそ600年に生まれ死んだ100人の歌人たち。彼らが遺した歌には、きらびやかな平安貴族文化の裏のどす黒い情念がひそんでいた。「鬼と化した仲麻呂」「陽成天皇のご乱行」「慈円の祟り」「儀同三司母・かつての恋人への神罰を願った歌」「右近・幸せの絶頂に暗い未来を予言した歌」「密かに思い合っていた恋人への鎮魂」など、百人一首の負の側面に迫る。
第1章 本当は怖い百人一首の歌人たち(恩人の無念を鎮めるために…―百人一首にひそむ後鳥羽上皇に向けたメッセージ;愛する人の鎮魂のために…―式子内親王に手向けたもうひとつのメッセージ ほか)
第2章 本当は怖い「宮廷生活」(愛憎うずまく伏魔殿・後宮―百人一首の歌人たちが恋をし、歌を詠んだ世界;血を忌み嫌う宮廷―中宮といえど宮中にいられるのは妊娠3カ月まで ほか)
第3章 本当は怖い「宮廷恋愛事情」(天智天皇―古代の英傑天皇が弟の妻を略奪!;元良親王―第一親王なのに即位できない怒りで女狂いに ほか)
第4章 本当は怖い「恋の歌」(第三番柿本人麻呂―手の届かぬ権力者を想った歌;第九番小野小町―老いの残酷さを儚んだ歌 ほか)