[BOOKデータベースより]
安宅産業処理、平和相銀・イトマン事件、磯田一郎追放、銀行大合併、ＵＦＪ戦奪戦、小泉・竹中郵政改革…現場にいたのは、いつもこの男・西川善文だった。密室の出来事すべてを明かす。
第１章 バンカー西川の誕生
第２章 宿命の安宅産業
第３章 磯田一郎の時代
第４章 不良債権と寝た男
第５章 トップダウンとスピード感
第６章 日本郵政社長の苦闘
第７章 裏切りの郵政民営化
逃げたらあかん！
「不良債権と寝た男」、死に物狂いの仕事人生
安宅産業処理、平和相銀・イトマン事件、磯田一郎追放劇、銀行大合併、ＵＦＪ争奪戦、小泉・竹中郵政改革……。現場にいたのは、いつもこの男・西川善文だった。「最後の頭取」＝ザ・ラストバンカーと呼ばれた著者が綴った、あまりに率直な肉声！
マスコミ報道の騒乱の中で失われた金融史のミッシングリングを埋める。
＜目次＞
◎第一章 バンカー西川の誕生 ◎第二章 宿命の安宅産業 ◎第三章 磯田一郎の時代
◎第四章 不良債権と寝た男 ◎第五章 トップダウンとスピード感 ◎第六章 日本郵政社長の苦闘 ◎第七章 裏切りの郵政民営化
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ユーザーレビュー （2件、平均スコア：4.5）
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つぶやき
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強烈なるバンカーたちの競演
有名な「向う傷を恐れるな」フレーズで象徴される、旧住友銀行は、他を引き離す高収益体質を築いたが、大きな負の遺産も残した。そんな重荷の安宅産業や住専の後始末処理を全うし、頭取としても名を挙げた筆者の日本郵政時代まで含んだ回顧録の著。さすがに当事者が語るだけにその文面から伝わる迫力は凄いの一言。でも家族のことが語られていないのは不思議な気がしました。あえて触れなかったのか、それともまた別の理由だろうか。
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ゴン
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昭和・平成の経済危機、金融危機に奮戦した「ラストバンカー」の姿に感服
昭和の高度成長期に入行、預金集めから始まった著者の銀行員（バンカー）人生は、プラザ合意による円高の始まり、安宅産業を始めとした大手企業の整理・再生、不良債権圧縮、住専（中坊弁護士）との裁判、郵政改革の現場と政治による更迭…など読むだけで戦後金融史を学べるものであり、同時に危機に面した時に会社やサラリーマンは如何に対応すべきかを学ぶことができるでしょう。ドラマ化もされた山崎豊子の名作『不毛地帯』『華麗なる一族』を読んだ方には、当時の現実（ノンフィクション）として更に深く楽しむことができるのでは。
のマークが目印です。
金融激動の時代を駆け抜けた著者の回顧録。安宅産業処理、平和相銀・イトマン事件、磯田一郎追放、銀行大合併…その裏側がすべて明らかに！