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[BOOKデータベースより]
印象派から未来派まで、短時日のうちに芸術史を駆け抜けた孤高の作家・有島武郎の文学と思想の軌跡を、『或る女』『惜みなく愛は奪ふ』『星座』など代表作を網羅して執拗に追究した。近代の総決算でもあり、現代の出発点ともなったその転回の様相を、「創造的生命力」「小説構造論」「芸術史的転回」「表象のパラドックス」の4つのキーワードに即して縦横無尽に論じ切った、著者のテクスト文芸学の到達点。旧版を大幅に拡充した増補改訂版。
「色は遂に独立するに至つた」―有島武郎文芸の芸術史的位置
「魂に行く傾向」―有島武郎におけるウォルト・ホイットマンの閃光
係争する文化―「文化の末路」と有島武郎の後期評論
過激な印象画―「かんかん虫」
生命力と経済―「お末の死」
不透明の罪状―『宣言』
永遠回帰の神話―「カインの末裔」
迷宮のミュートス『迷路』
楕円と迷宮―『迷路』
想像力のメタフィクション―「生れ出づる悩み」〔ほか〕