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[BOOKデータベースより]
母の意志を継ぎ、女公主となったアリアンナに暗殺の魔の手がのびる。ベレッツァの地で、ルシアンは、アリアンナのために命をかけて戦う決意をする。そして、いくどとなく、ロンドンとベレッツァを行き来するルシアンに大きな変化が―。アリアンナとルシアンは、結ばれるのか…。ますます目が離せないタイムトラベル・ファンタジー。
[日販商品データベースより]ドキドキの連続で、ファンタジーを超えるおもしろさ!
上巻に引き続き、ルシアンの大冒険は、佳境に入る。
幾度となくストラヴァガントして、ベレッツァの街にきていたルシアンは、大魔法使いロドルフォの弟子となり、アリアンナに街を案内してもらい、次第にこの街での居場所を見つけ、大切な友だちとの友情を深めていった。
一度は、ベレッツァの女公主の暗殺計画を未然に防いだルシアンだが、2回目の暗殺計画は、表向きは、成功したかのように見えた。しかし、実は、殺されたのは、女公主の身代わりの女だった。次期女公主をたてるというとき、おどろきの真実があらわになる。島の娘として育てられたアリアンナは、実は、女公主の隠し子だったのだ。そして、母の意志を継ぎ、女公主となったアリアンナは、ルシアンと協力して、陰謀と立ち向かう。
一方、ベレッツァで生き生きと活動するルシアンの体に変化が生じる。癌が再発したのだ。手術を目前に、ルシアンは、ベレッツァでとらわれてしまい、ロンドンに戻ることができなくなってしまう。そして、悲しいことに、ロンドンでのルシアンの肉体は、死んでしまうのだ。
しかし、ベレッツァでの新しい生を得たルシアンは、新しい人生を生きていく。
【編集担当からのおすすめ情報】
上巻に引き続き、一気に物語は、展開していき、読み出したらとまらないおもしろさです。
実際にヴェネチアの街を歩いているような錯覚に陥るほど、美しい物語です。
シリーズは、『星の都』『花の都』と続き、全世界では、2010年春に5巻目が刊行されました。