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- ハーメルンの笛吹き男
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グリム兄弟『ドイツ伝説集』より
Der Rattenfa¨nger von Hameln.BL出版
ヤーコプ・グリム ヴィルヘルム・グリム リスベス・ツヴェルガー レナーテ・レッケ 池田香代子- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2010年03月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784776404040
[BOOKデータベースより]
言い伝えによると、1284年のある日のこと、ハーメルンに、ふしぎな男があらわれました。「たんまり礼をくれるなら、ハーメルンの町からねずみを追い出してさしあげよう」男は笛を吹き、ねずみはいなくなりました。けれど、町の人は男に礼をせず、男は町から出て行きました。そして6月26日、男はもどってきました。目はぎらぎら光り、その心は復讐に燃えて―。今なお謎につつまれる伝説を、ツヴェルガーの精緻なイラストで描きます。
[日販商品データベースより]独特の画風で世界中にファンをもつツヴェルガーが、『ハーメルンの笛吹き男』でグリムの世界を描く。1284年、ハーメルンの町に起こった事件。今なお謎に包まれる伝説を精緻なイラストで描いた絵本。
ツヴェルガーが描く「ハーメルンの笛吹き男」の世界ということで怖いもの見たさ的な興味がありました。
男の顔が見られるのは最初のみ。後は目深に被った赤い帽子で顔は隠されています。
顔が出ないという不気味さと男の怒りが伝わって来ます。
ツヴェルガーだけに静かで淡々としてまた美しく多くを語らない絵ですが、それだけに怖さも一入という感じがしました。
お話としては有名だと思いますが、このお話の真相はよくわからず今でも諸説あるようです。
検索したら、ツヴェルガー以外にもデュポアザンやエロール・ル・カインなども絵本を出しているようで画家の想像力をかき立てる題材なのかもしれないと思いました。
読み比べてみたいものだと思います。
読後はひんやりとした怖さがありました。(はなびやさん 40代・愛知県 男の子8歳)
【情報提供・絵本ナビ】