アラブ経済史

１８１０〜２００９年
世界歴史叢書　

明石書店
山口直彦　

• 価格: 6,380円（本体5,800円＋税）
• 発行年月: 2010年03月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784750331546

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１部　近代のアラブ経済（アラブ社会・経済の概況；一九世紀前半―経済多様化、初期の試み；一九世紀後半〜二〇世紀初頭―植民地化とモノカルチャー型経済構造の形成；両大戦間期―工業化の再開）
第２部　第二次世界大戦後のアラブ経済（アラブ社会主義とその挫折；湾岸産油国（ＧＣＣ諸国）―石油依存型経済からの脱却、その成長と課題；チュニジアとモロッコ―「中庸の国々」の現実的対応；ナセル後のエジプト―「負の遺産」の重み；中東・北アフリカの経済ハブの変遷；ドバイの躍進―湾岸の小港から中東最大の経済ハブへ）
第３部　現在のアラブ経済（ＳＷＦ、イスラーム金融、ＦＴＡ；ドバイ型開発モデルの伝播とその限界；課題―人材育成と地道な産業育成；課題―ガバナンス）

[日販商品データベースより]

エジプトの１９世紀前半の国家主導の経済開発への取り組みに始まる近現代のアラブ世界の歩みを、「経済」に焦点を当てて辿りながら、多様である一方、独特の共通性を持ちあわせたアラブ世界の実像を浮き彫りにする。