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- 昭和史 1926ー1945
-
- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2009年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784582766714
[BOOKデータベースより]
授業形式の語り下ろしで「わかりやすい通史」として絶賛を博した「昭和史」シリーズ戦前・戦中篇。日本人はなぜ戦争を繰り返したのか―。すべての大事件の前には必ず小事件が起こるもの。国民的熱狂の危険、抽象的観念論への傾倒など、本書に記された5つの教訓は、現在もなお生きている。毎日出版文化賞特別賞受賞。講演録「ノモンハン事件から学ぶもの」を増補。
昭和史の根底には“赤い夕陽の満州”があった―日露戦争に勝った意味
昭和は“陰謀”と“魔法の杖”で開幕した―張作霖爆殺と統帥権干犯
昭和がダメになったスタートの満州事変―関東軍の野望、満州国の建国
満州国は日本を“栄光ある孤立”に導いた―五・一五事件から国際連盟脱退まで
軍国主義への道はかく整備されていく―陸軍の派閥争い、天皇機関説
二・二六事件の眼目は「宮城占拠計画」にあった―大股で戦争体制へ
日中戦争・旗行列提灯行列の波は続いたが…―盧溝橋事件、南京事件
政府も軍部も強気一点張り、そしてノモンハン―軍縮脱退、国家総動員法
第二次大戦の勃発があらゆる問題を吹き飛ばした―米英との対立、ドイツへの接近
なぜ海軍は三国同盟をイエスと言ったか―ひた走る軍事国家への道
独ソの政略に振り回されるなか、南進論の大合唱―ドイツのソ連進攻
四つの御前会議、かくて戦争は決断された―太平洋戦争開戦前夜
栄光から悲惨へ、その逆転はあまりにも早かった―つかの間の「連勝」
大日本帝国にもはや勝機がなくなって…―ガダルカナル、インパール、サイパンの悲劇から特攻隊出撃へ
日本降伏を前に、駆け引きに狂奔する米国とソ連―ヤルタ会談、東京大空襲、沖縄本島決戦、そしてドイツ降伏
「堪ヘ難キヲ堪ヘ、忍ビ難キヲ忍ビ…」―ポツダム宣言受諾、終戦
三百十万の死者が語りかけてくれるものは?―昭和史二十年の教訓
ノモンハン事件から学ぶもの
授業形式の語り下ろしでわかりやすい通史として絶賛を博した「昭和史」シリーズ戦前・戦中篇。同じ過ちを繰り返さないために、今こそ読み直す1冊。講演録「ノモンハン事件から学ぶもの」を増補。
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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:5)
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「新生活に役立つ本」レビューコメント
【テーマ:一人暮らし】よかった。(グル/女性/20代)
- 猫町
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歴史とは・・・
はっきりいって、学生の時は歴史が嫌いで、なにが面白いか
まったくわからなかったんだけど、
30歳を過ぎてからは「歴史はなんておもしろいんだ」という
思想に大転換しました。
もちろん、面白くなかった時代にもそれなりに理由があって、
「背景」というものが見えなかったのもそのひとつ。
それぞれの時代に生きた人がいて、その人たちがなにを考えて、
どんな想いを抱いて生きていたのか、
日本の歴史の教科書には載っていない。
本作品が面白いのは半藤氏が生きてきた生活が
描かれているから。
事実をなぞることだけでは見えてこなかった世界が見え、
それが現実の「今」と繋がっている実感を得られます。
名著。
半藤一利、入魂の昭和史。小説のように読めてしまう。けれど、深い。これは面白い、と思える本です。