台密思想形成の研究

春秋社（千代田区）
水上文義　

• 価格: 19,800円（本体18,000円＋税）
• 発行年月: 2008年08月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784393112724

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１篇　仏身論に見る円密一致思想の形成（初期日本天台における仏身論の源流と展開；慈覚大師円仁の仏身論；智証大師円珍の仏身論；五大院安然の仏身論）
第２篇　中世日本天台「偽疑書」に見る円密一致思想―『蓮華三昧経』とその周縁（『蓮華三昧経』と「本覚讃」の概要；安然以前に『蓮華三昧経』を「引用」した文献の検討；伝・良助親王撰『与願金剛地蔵菩薩秘記』考―もうひとつの『蓮華三昧経』；『蓮華三昧経』の基礎的考察；良助親王の神道説をめぐって）
第３篇　台密の教相と事相（台密事相とその伝承―三種悉地法を中心に；法華曼荼羅と円密一致思想の「曼荼羅」；『書写山真言書』について；台蜜における『瑜祗経』の解釈と伝承；慈円の密教と神祗思想；慈鎮和尚慈円の真俗二諦観と神祗観）

[日販商品データベースより]

円密一致・胎金両部融合に基づく台密思想の形成・展開を、事相にも留意しつつ、仏教学・史学・文学などの多角的視点から考察する。付章として「慈鎮和尚慈円の真俗二諦観と神祗観」を掲載。