認知症高齢者のリスクマネジメント

すぴか書房 鍬谷書店
湯浅美千代　酒井郁子　

• 価格: 3,080円（本体2,800円＋税）
• 発行年月: 2007年12月
• 判型: Ｂ５
• ISBN: 9784902630091

内容情報

[BOOKデータベースより]

１　施設に暮らす認知症高齢者のためのリスクマネジメント（介護保険施設におけるリスクマネジメント総論；リスクマネジメントとケア；リスクマネジメントの推進）
２　リスクマネジメント活動推進の実際―研究者と施設スタッフの協働によるアクション（異食のあるＡさんへのリスクマネジメント―ケア検討会を起点とした取り組み；事故防止委員会への参加的支援―転倒事故を繰り返す高齢者へのリスクマネジメントを中心に；「予防」から「よいケア」への意識改革―リスクマネジメント活動のサイクルの沿った展開；スタッフとの茶飲みミーティング―主体性の尊重とエンパワメント）
３　認知症看護・介護を担うスタッフの育成（認知症ケアのむずかしさ；認知症ケアを担う人材育成の方法）
４　介護保険施設における認知症高齢者のリスクとリスクマネジメントの実態―全国調査の結果より（調査の概要；調査結果；調査結果から考えられた課題）

[日販商品データベースより]

●介護保険施設における認知症高齢者のリスクマネジメントの指針
●改善と改革―リスクマネジメントの真髄は、よいケアの実践追求にあり！！
●研究者と施設スタッフの協働による活動推進の実際と、その成果を紹介する。
高齢者ケア施設の需要がますます高まるなかで、認知症を有する人が施設で暮らすうえでの様々なリスクにいかに対応していくかということは、今や全国的な課題です。編者らは介護保険施設へのリスクマネジメントの導入と理論化をめざして研究を進めてきました。研究成果発表会として企画されたシンポジウム「介護保険施設における認知症高齢者のリスクマネジメント―看護研究者とケア提供者の協働による方法論の展開」（H18.8）は盛況でした。その講演・発表をもとに本書が生まれました。職員の意識変革と主体性発揮による取り組みから、介護のプロフェッショナリズムの胎動が聞こえてきます。