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- 深き心の底より
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- 価格
- 628円(本体571円+税)
- 発行年月
- 2006年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784569667010
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[BOOKデータベースより]
『博士の愛した数式』の著者、小川洋子の作家デビューから10年の間に綴られた初期エッセイ集。金光教の教会の離れで暮らした子供時代、学生時代の思い出、アンネ・フランクへの思い、子育て、そして家族、取材や旅行で訪ねた町の思い出…。何気ない日常生活を描く静謐な文章のなかに、作家が生み出す不思議な世界観を垣間見ることができる。言葉の石を一個一個積み上げたような珠玉の54編。
第1章 心の核を育てる
[日販商品データベースより]第2章 言葉の力に導かれて
第3章 死は生の隣りにある
第4章 家族という不思議
第5章 旅の記憶は感性の預金
第6章 神の存在を感じるとき
『博士の愛した数式』の著者、小川洋子の作家デビューから10年の間に発表された初期エッセイをまとめた一冊。▼金光教の離れで暮らした子供時代、学生時代の思い出、アンネ・フランクへの思い、子育て、そして家族、取材や旅行で訪ねた町の思い出……。何気ない日常生活を描く静謐な文章のなかに、作家が生み出す不思議な世界観を垣間見ることができる。▼「小説を書いている時、私はいつでも過去の時間にたたずんでいる。昔の体験を思い出すという意味ではなく、自分がかつて存在したはずなのに今やその痕跡などほとんど消えかけた、遠い時間のどこかに、物語の森は必ず茂っているのである。今、また新しい小説を書いている。日曜日も誕生日も春休みも無視し、現在の時間の流れとは無関係に過去の森の奥へ奥へと分け入り、少しでも明確な言葉を聞き取ろうとして耳をすましている」▼そんな著者が、言葉の石を一個一個積み上げるようにして綴った珠玉の54編。