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- 啓蒙と霊性
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近代宗教言説の生成と変容
岩波書店
深澤英隆
- 価格
- 8,360円(本体7,600円+税)
- 発行年月
- 2006年05月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784000227537
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[BOOKデータベースより]
近代性の変転のなかで展開された、宗教をめぐる言説の系譜と変容をたどる。過去と現在における宗教理解の終りなき相克と葛藤のうちに、近代性の臨界点を探り、その行く末を展望する。
「宗教」の生誕―近代宗教概念の生成と呪縛
1 宗教・宗教学・宗教批判(新宗教と知識人―初期ドイツ宗教社会学と「知識人宗教」;姉崎正治と近代の「宗教問題」―姉崎の宗教理論とそのコンテクスト;啓蒙とアイロニーのあいだで―宗教研究と「批判的思考」をめぐって)
2 啓蒙・霊性・霊性探求(対抗科学と「霊性」探求の二〇世紀;知識人宗教とグノーシス―問題としてのR.シュタイナー;「知的中間層」と宗教―E・ブロッホの同時代宗教論;異界の「実在問題」―浅野・姉崎論争とそのコンテクスト;「体験」と「伝統」―近年の神秘主義論争に寄せて)
3 生・民族・自然―内在的宗教性(ヨーロッパと「宗教」―ゲルマン主義宗教運動から見る;宗教学と政治神学の「拒絶」―ゲルマン主義宗教学の帰趨;ゲルマン主義宗教運動の生成と挫折―E・ベルクマンの宗教構想とナチズム;「ポスト近代的宗教性」の一世紀―ジンメルとキューピットをめぐって)
4 宗教言説のゆくえ(「宗教」概念と「宗教言説」の現在;宗教のポリティックスとポエティックス―ローティ、カプートと「宗教」の臨界点)