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[BOOKデータベースより]
roll one’s eyesは「目をクリクリさせる」か?意訳か逐語訳か、「僕」と「私」はどうちがう?翻訳が好きで仕方がないふたりが思いきり語り明かした一冊。「翻訳者にとっていちばんだいじなのは偏見のある愛情」と村上。「召使のようにひたすら主人の声に耳を澄ます」と柴田。村上が翻訳と創作の秘密の関係を明かせば、柴田は、その「翻訳的自我」をちらりとのぞかせて、作家と研究者の、言葉をめぐる冒険はつづきます。村上がオースターを訳し、柴田がカーヴァーを訳した「競訳」を併録。
フォーラム1 柴田教室にて(偏見と愛情;かけがえのない存在として ほか)
フォーラム2 翻訳学校の生徒たちと(「僕」と「私」;he said she said ほか)
海彦山彦―村上がオースターを訳し、柴田がカーヴァーを訳す(村上・カーヴァー「収集」;柴田・カーヴァー「集める人たち」 ほか)
フォーラム3 若い翻訳者たちと(“Collectors”の「僕」と「私」;良いバイアス・悪いバイアス ほか)