陰陽劉流茶伝説

漢方の伝統と西洋の科学から生まれた“癒しの知恵”

同朋舎 角川書店同朋舎
劉影　

• 価格: 1,430円（本体1,300円＋税）
• 発行年月: 2000年06月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784810426359

内容情報

[BOOKデータベースより]

新しい世紀を迎えようとしている現在、医療の世界も、個々の臓器を中心とした従来の医療から、全人的、トータルな医療への質的転換を求められています。一人一人の人間の全体を見て、その人の個性・体質に合った医療をするということが、今や医療の最前線になってきたのです。中国で医学に志し、アメリカや日本で最新の医学に接してきて、かえって生まれ故郷の「中医学」のよさを見直すことになった著者としては、この時代の流れにも宿命的なものを感じずにはいられません。とくに注目されるのが、今までは病気ではないからと見過ごされてきた「半健康（未病）人」の医療の問題です。「未病」は、まだ病気ではありませんから、生活の中でよい習慣をつくることが、なによりの医療になります。「未病を治す」ことを、一つの思想であり文化として、皆さんの日常生活の中に取り入れ、実践していただければ何よりの幸いと存じます。

１章　お茶は、漢方薬の源だった
２章　現代人に必要な“未病を治す”医学
３章　「陰陽劉流茶」開発と研究の道
４章　未病医学で見る体質改善法
５章　伝統と科学から生まれた“癒しの知恵”