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- 闇から覗く顔
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ドールズ
角川文庫 10607
- 価格
- 660円(本体600円+税)
- 発行年月
- 1998年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784041704073
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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:4.5)
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- 寅吉
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ドールズシリーズ第2弾
最初に、この本を読む前にシリーズ1作目「ドールズ」を必ず読んでください。
順番を間違えると面白さ半減、もったいないですよ。
このレビューも「ドールズ」のネタバレ含みますので、未読の方はご注意ください。
江戸時代の人形師目吉が、現代に生きる7歳の少女の体に転生をした。
状況にとまどい、混乱していた第1作から、本作ではそれを受け入れ、なんとか7歳の少女と1つの体を共有して生きていく方法を模索する目吉センセーの活躍を描く。
前作は伝奇ミステリーの趣が強い作品でしたが、2作目以降は目吉センセーが周囲で起きる事件を解決していくミステリーの要素が強くなります。
7歳の少女が、急に伝法な江戸弁の口調になり、人間観察眼を使ってズバズバ謎を解く様子は痛快の一言。
小さな体はハンデであると同時に、相手の油断を誘う武器にもなります。
それまでおびえるだけの女の子にすぎなかった主人公の口から、「おかみさん、おまちなせぇ」という江戸弁が飛び出す瞬間は、歌舞伎の観客のように「待ってました!」と掛け声をかけたくなります。
ミステリーにSFの要素はズル、とおっしゃる方以外には是非お勧めします。
- ぽて
-
読みやすい
久しぶりに読みました。
ひたひたと忍び寄る怖さを感じるのに、どこか面白く感じるのはやはり目吉先生の語り口調のせいかしら。
この作家さんのシリーズはどれも読みやすくてマル。
[BOOKデータベースより]
仙台で個展を開いていた創作折り紙の第一人者・華村研は、何者かが江戸期の手法で見事に折り上げた“紙の蜻蛉”を会場で見つける。その夜、弟子の女性が殺され、現場にはまたも紙の蜻蛉が落ちていた。華村を凌駕するほどの技の持ち主は誰か。彼が探し当てたのは、八歳の無邪気な少女・怜だった。しかも怜の身体には、江戸の天才人形師・泉目吉が甦っていた―。あらゆる仕掛け物から、はては人情の裏側にまで通じた比類なき名キャラクター、目吉先生が鮮やかに謎を解き明かす四つの事件。「紙の蜻蛉」「お化け蝋燭」「鬼火」「だまし絵」を収録。
[日販商品データベースより]自分の創作折り紙の個展会場で江戸期の手法で折られた蜻蛉を見つける華村。その夜、弟子の女性が殺され、現場にも紙の蜻蛉が落ちていた。少女の体に蘇った江戸の人形師・泉目吉が解き明かす四つの事件。